TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムでフィンランドにおいて修行中の足立さやかは、6月8〜11日に開催されたフィンランド・ラリー選手権第5戦O.K. アウト・ラリーにドライバーのヤルッコ・ニカラとともにスバル・インプレッサWRX STIで参戦したが、最初のスペシャルステージでコースオフし、リタイアとなった。
フィンランド南部のコウヴォラを中心に行われたO.K.アウト・ラリーは、9つのステージから成り、ジャンプを含む高低差のある高速グラベルラリーだ。ニカラと足立はSS1の5キロ地点、高速セクションの中、雨で滑りやすくなっていた木製の橋のうえでグリップを失いコースオフ、走行継続を断念することになった。
足立は新しいペースノートの表現を試す機会が失われたことを惜しんだものの、9月に行われる次戦でチャレンジすることを楽しみにしている。
「フィンランドの高速ラリーに対応するため、今回からペースノートで使う言葉を大きく変えました。新しい言葉で色々試したかったので、たった5キロでのリタイアはとても残念です。コースオフの原因になった橋は木でできていて突然路面が変わりました。ノート自体は悪くなかったと思いますが、雨を見込んでもっと注意の言葉を入れるべきだったと後悔しました。今後はもっと色んなことを想定し、細心の注意を払っていきます」
ニカラは次のようにコメントしている。
「とても残念な結果に終わりましたが、今回のようなこともラリーにはつきものです。5キロ地点にあった橋はとても滑りやすく、グリップを失ってバンクにぶつかってしまいました。いくつかの原因が考えられるので、何が起こったか、これからしっかり分析します」
ニカラと足立の次戦は、9月8〜9日に開催されるフィンランド選手権第6戦ウーシカウプスキ・ラリーとなる。