WRC2024/02/09

FIA、WRCファンに向けて大規模アンケートを開始

(c)Hyundai

 FIAは、世界ラリー選手権(WRC)の将来の方向性を理解するために「空前の規模で」ファンに向けてオンラインでのアンケートを開始した。

 FIAは、昨年12月にラリーの将来の方向性を評価することを目的としてワーキンググループを発足、ロバート・レイドFIA副会長と、モータースポーツUKの会長であり、世界モータースポーツ評議会のメンバーでもあるデビッド・リチャーズが代表を務めている。

 FIAワーキンググループは昨年末、現在のWRCマニュファクチャラーとのミーティングを行い、ラリーのトップカテゴリーの次世代のテクニカルレギュレーションに関するチーム側の考えを聞く機会を設けてきたが、さらにWRCファンが競技の現状や将来についてどのように考えているかを把握するためにオンラインアンケートを開設することになった。

 アンケートは質問に答える形でチェックマークを入れる形式でおよそ40問の質問が用意されている。そのなかには、「車両価格について1台あたり30万ユーロを超えない上限を設けるべきであるか」「ラリーの全長は250〜350キロメートルの必要があると思うか」あるいは「何台のラリーカーが優勝争いをするのが理想か」など多岐に及んでおり、アンケート結果の調査票の作成は外部の独立機関に委託している。
 
 さらに、ワーキンググループは、より具体的な提言やファンの考えを理解するために、Zoomなどによるビデオ通話形式での「オンライン調査フォーカスグループ」への参加希望者をこのアンケートのなかで募集している。

 アンケートの調査結果は、ワーキンググループの他の調査結果とともに、2月末にワールドモータースポーツカウンシルに提出される。

 FIAによるWRCファンへのアンケートは以下にて。
https://yonder.online-host.solutions/mrIWeb/mrIWeb.dll