WRC2019/01/24

VWディーラーチームが参戦プログラムを発表

(c)VW

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 フォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスは、フォルクスワーゲン・ポロGTI R5によるラリーへの参戦プログラムを発表、2年連続の世界ラリークロス選手権チャンピオンのヨハン・クリストファーソン(写真左)、オーレ・クリスチャン・ヴェイビー、オリヴァー・ソルベルグの3人のチーム所属ドライバーを紹介した。

 ヨハン・クリストファーソンの父親であるトミー・クリストファーソンが運営する同チームは、2年間にわたってスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に参戦してきたが、今季はさらなるプログラムを拡大する。ヨハン・クリストファーソンは、セバスチャン・ローブ・レーシングのフォルクスワーゲン・ゴルフで世界ツーリングカーカップ(WTCR)に参戦するほか、同プログラムの合間を縫う形でフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスのポロGTI R5でコドライバーのスティグ・ルーネ・シャーモエン(写真左)とともに世界ラリー選手権第2戦のラリー・スウェーデンのほかスウェーデン・ラリー選手権に出場し、さらにほかにもいくつかのWRC参戦プログラムを追加することになるという。

「フォルクスワーゲンが2019年に世界ラリークロス選手権を休止することになったが、WTCRという新しい挑戦を開始する。新しいライバルに対して、何度か優勝できることを願っているよ。それとともにラリーで大きな一歩を踏み出すことを望んでいる。チャンピオンになるためには30歳という僕の年齢は高すぎるが、地元のラウンドで勝つために努力を続け、できるだけいい結果を出すための戦いは刺激的だろう」とクリストファーソンは語っている。

 また、ヴェイビーはWRC2選手権に参戦することになるが、2台目のポロGTI R5がまだチームに届いていないためモンテカルロとスウェーデンにはBRRチームのレンタカーで出場、サービスについてはフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスがサポートする。

「オーレ・クリスチャンは、WRC2の選手権を勝ちたいという野心をもってきた。我々は彼をサポートしたいと願っている」とチーム代表のトミー・クリストファーソンは語った。

「最初の2戦を戦ったあと、残りのシーズンを我々のチームで走るか、あるいは異なる道を選ぶか、彼が決定することになるだろう」

 ペター・ソルベルグの所有するポロGTI R5を駆ってラトビア選手権開幕戦で優勝したオリヴァー・ソルベルグは、ラトビア選手権5戦とエストニア選手権2戦への参戦を計画しており、9月23日に18歳の誕生日を迎えるのを待って、WRC参戦のプログラムを追加することになりそうだ。

「オリヴァーは、世界で最も有望なジュニアの一人だ。さらに、我々はすでにPSRXとフォルクスワーゲンという家族を通して共通の関係を持っている。我々は国内および国際的な競技としてのラリー参戦に興味をもっており、チームを新しい舞台に向かわせるのはきっと楽しいだろう」

 オリヴァー・ソルベルグのラリープログラムについては、サービスは彼のOSMチームが行うことになり、チームでの最初のイベントは2月9日に行われるラトビア選手権第2戦ラリー・サルマとなる。