WRC2021/01/27

WRCアークティック・ラリー、無観客で開催か

(c)Arctic Rally Finland

 2月26日から28日に世界ラリー選手権第2戦としてフィンランドのラップランド地方で開催されるアークティック・ラリー・フィンランドは、無観客での開催を余儀なくされそうだ。

 フィンランド政府は昨年12月から国内全域において屋内外を問わず参加者が50人を超えるイベントを認めないことを決めているが、今週月曜日、ヨーロッパにおける感染状況をふまえてこの方針を2月末まで継続することが決定している。いまのところラリー主催者のAKKスポーツは公式に発表していないものの、フィンランドメディアのケスクシ・スオマライネンはアークティック・ラリー・フィンランドはファンがない状態で開催にむけて動いていると伝えている。

 アークティック・ラリー・フィンランドは、世界ラリー選手権のウィンターラウンドとして長きにわたって開催されてきたラリー・スウェーデンが中止となったことで、ウィンター・バージョンのラリー・フィンランドとして北極圏までほんの数kmのところに位置するロヴァニエミを拠点として開催されることがほんの数週間前に決まったばかりだ。

 1月の半ばに同じくロヴァニエミを拠点として開催されたフィンランド選手権開幕戦のアークティック・ラップランド・ラリーも、サービスやステージへのアクセス道路を閉鎖して無観客で開催されている。

 AKKのラリーディレクターを務めるカイ・タルキアイネンは先週、間もなくアークティック・ラリー・フィンランドのさらなる詳細が発表されることになると予告、2月1日からおそらく8日までの期間でエントリーの受付が行われると明かしている。