WRC2019/09/27

WRC日本ラウンド「Rally Japan」の2020年開催決定

(c)Rally Japan

 WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会(株式会社サンズ内)は、ワールドカウンシルの電子投票によってRally Japanを含む2020年のWRCカレンダーが承認されたことを報告するとともに、メッセージを発表している。

「WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会は、2020年からのFIA世界ラリー選手権の日本開催を目指して招致活動を実施してまいりました。この度、国際自動車連盟(FIA)の最高議決機関である世界モータースポーツ評議会(WMSC)メンバーの日本自動車連盟(JAF)からの初報により、同評議会において継続審議となっていた2020年WRC日本ラウンドも含めた同年のシリーズ日程が、9月第4週に実施された電子投票の結果、無事承認されたことをご報告いたします」

「WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会は、引き続きRally Japan開催に向けて準備を進めてまいります。本年10月には開催決定会見を行い、また11月にはテストイベントである「Central Rally Aichi / Gifu 2019」も
実施いたしますので、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます」

 また、WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会は、Rally Japan開催決定を受けて、各界から寄せられたコメントを紹介している。

藤井 一裕●一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)会長
「この度の世界モータースポ一ツ評議会(WMSC)における、2020年FIA世界ラリー選手権日本ラウンド開催決定は、喜ばしい限りです。WRC日本ラウンド招致準備委員会をはじめとする関係者の皆さまの努力が実を結んだものと思います。JAFとしましても、同大会が多くのファンの皆さまやエントラントの皆さまの記憶に残り、喜んでいただける競技会となるよう、関係団体や行政の皆様とも連携を図りながら、引き続き支援してまいります」

大村秀章●愛知県知事
「FIA世界ラリー選手権(WRC)の2020年日本開催を心から歓迎します。多くの自動車関係者、モータースポーツファンがWRC日本開催を待ち望んでいました。世界一の自動車産業の集積地である本県には、自動車文化とモータースポーツの素晴らしさを世界に発信していくというミッションがあります。日本を代表するモータースポーツの中心地として、世界に大きくアピールする大会にしていけるよう、関係者と協力し、2020年秋の大会の成功に向けて全力で取り組んでまいります」

古田 肇●岐阜県知事
「東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に、FIA世界ラリー選手権の日本ラウンドが、ここ「清流の国ぎふ」で開催されますことを大変喜ばしく思います。本県にとって初めての世界的なモータースポーツの大会であり、今から大いに楽しみにしているところです。出場される選手やチーム関係者の皆さまの健闘をお祈りするとともに、観戦に訪れる国内外の皆さまには、豊かな自然や歴史ある文化・伝統など、本県の魅力に触れていただけると幸いです。皆さまのお越しをお待ちしております」

豊田 章男●TOYOTA GAZOO Racing WRT 総代表
「日本でヤリスWRCを走らせられること、とても嬉しく思います。諦めずに招致にご尽力された皆さま、ありがとうございました。同時に、心地よいプレッシャーを感じ始めています。日本のクルマが日本の道で戦う……。絶対負けたくありません。その日に向けて、引き続きTOYOTA GAZOO Racing WRTは努力を続けてまいります。ファンの皆さまも応援をよろしくお願いいたします」

古屋 圭司●自民党モータースポーツ振興議員連盟 会長衆議院議員
「悲願のWRC愛知岐阜開催が事実上決定し、これ以上の喜びはありません。私たちが目指すのは、日本でのモータースポーツ文化定着であり、これはその代表的なイベントです。関係者が連携して、世界中が熱狂する日本ラウンドを創り上げましょう。FIA世界ラリー選手権(WRC)の2020年日本開催を心から歓迎します。多くの自動車関係者、モータースポーツファンがWRC日本開催を待ち望んでいました。世界一の自動車産業の集積地である本県には、自動車文化とモータースポーツの素晴らしさを世界に発信していくというミッションがあります。日本を代表するモータースポーツの中心地として、世界に大きくアピールする大会にしていけるよう、関係者と協力し、2020年秋の大会の成功に向けて全力で取り組んでまいります」

新井 敏弘●SUBARU TEAM ARAI ラリードライバー 
「この度はRally Japanが再び開催されるとのこと、本当におめでとうございます。最後のRally Japanから10年近い歳月が流れ、忘れかけている方も多いのではないかと思います。しかし、今回は本州、それも愛知県・岐阜県エリアでの開催ですから、ファンの方はもちろん、ラリーに詳しくない方にも見ていただける絶好のチャンスです。皆さんが普段使っている一般公道で、ワールドラリーカーという化け物をトップドライバーがどのように扱うのか? また、対極として皆さんが普段使っている車と同じ車がどのように走るのか? そのあたりも興味深く見ていただけると楽しめると思います。WRCのすごさを味わいましょう!!!」

モリゾウ●草ラリードライバー
「2020年、五輪だけでなく、四輪のトップカテゴリーも日本に来ることが決まりました。日本の風景の中で、あの音、あの匂い、そして、あのクルマの動きが感じられると思うと、本当にワクワクしてきます! 多くの人に、それらを感じてもらいたいと、ずっと思ってきました。来年、それがやっと実現されること、とにかく嬉しいです! 招致には多くの苦労があったと思います。関わった皆さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。世界最高峰のラリーの走りを目一杯楽しみましょう。本当に楽しみです!」

写真左から)
日本自動車連盟モータースポーツ部長 村田浩一氏、国際自動車連盟会長 ジャン・トッド氏、招致準備委員会代表 坂井正治氏、WRCプロモーター代表 オリヴァー・シースラ氏