WRC2022/12/08

WRC2ジュニアはWRC2チャレンジャーに名称変更

(c)Skoda

 今年度最後となるFIAワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)が12月7日にイタリアのボローニャで開催され、世界ラリー選手権のサポートシリーズの名称を変更し、各カテゴリーの位置づけと目的を明確にするためにスポーティングレギュレーションの改訂が発表されている。

 これによればFIA WRC2オープン選手権はFIA WRC2選手権に、WRC3オープン選手権はFIA WRC3選手権となる。

 また、新たにFIA WRC2ジュニア選手権については、FIA WRC2チャレンジャー選手権へと改称される。FIA WRC2チャレンジャーは、Rally2スペックのマシンによるサポートシリーズで優勝経験がなく、WRCマニュファクチャラーポイントの獲得にノミネートされていない、経験の浅い競技者のためのシリーズとなる。年齢を問わない。

 FIA WRC3ジュニア選手権はFIAジュニアWRC選手権と改称され、WRC3チームタイトルが廃止された。

 FIA WRC2マスターズカップは、初年度に29名のドライバーが登録し、成功を収めたことから、クラスRC2〜5およびR-GTクラスのドライバーとコドライバーを含むカテゴリーとしてFIAマスターズカップとなり、R-GTカップは廃止されることになった。

 ハンコックがFIAジュニアERC選手権のオフィシャルタイヤサプライヤーとして承認された。

 また、すでに電子投票などで決定している2023年の世界ラリー選手権(WRC)やヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)カレンダーのほか、未決定となっていたアジア-パシフィック・ラリー選手権、コダスール選手権、NACAMラリー選手権、およびFIAヨーロピアン・ラリートロフィーの2023年カレンダーが正式に承認されている。