オリヴァー・ソルベルグは来シーズンの世界ラリー選手権にプリントスポーツ・トヨタGRヤリスRally2に乗り換え、WRC2タイトルを争う。
ソルベルグは今年、トークスポーツWRTのシュコダ・ファビアRS Rally2のステアリングでWRC2に挑み、サミ・パヤリにわずか3ポイント差で敗れ、選手権2位に終わった。
しかし、パヤリが2025年にトヨタのワークスチームにステップアップしてGRやリスRally1でフル参戦するため、ソルベルグはパヤリが2024年にWRC2の栄冠に輝いたマシンを引き継いで彼のあとを追うことになる。
「プリントスポーツはとてもプロフェッショナルで成功したチームだ。昔からの知り合いも多いし、彼らと一緒に走るのは正しいことだと思った。そしてもちろん、トヨタGRヤリスRally2についてはすべて知っている。このクルマが11カ月前に初めて登場したばかりだと思うと信じられないよ」とソルベルグは語った。
「ステージモードでのGRヤリスのフィーリングについては、近いうちに初めて走ればわかると思うが、トヨタGAZOOレーシングの開発努力は誰もが評価していると思う。今年のラリー・フィンランドでヤリ-マティ(ラトバラ、TGR WRT代表)がGRヤリスをドライブしていたとき、僕がどれだけ前に出ようとプッシュしていたかよく知っている! プリントスポーツは2025年まで良いテストスケジュールを組んでいる。可能な限り万全の準備をするための良い計画がある」
ソルベルグは自身のソーシャルメディアでは彼の父がドライブしていたセリカGT-FOURの前に立ち、冗談を語っている。
「トヨタファミリーで人生の新しい章を始めることをとても誇りに思っている。でも、心配しないで、ヤリ-マティ。僕はヒストリック・ヨーロッパ選手権であなたと競争するわけではないからね。クールなマシンの前でただポーズを取っているだけだよ、ははは!」
プリントスポーツのチーム代表であるエーロ・ライコネンは、ソルベルグがチームに加わることを楽しみにしている。
「オリヴァーをチームに迎えることができ、とても興奮している。エキサイティングな未来をとても楽しみにしているよ」と彼は語った。「オリヴァーとエリオット(・エドモンドソン、コドライバー)の才能がこのスポーツで私たちにスリリングな瞬間を与えてくれると信じている。一緒に素晴らしい瞬間をたくさん過ごせることを期待している。そして、もちろん私たちは最高の結果と成功したシーズンを目指すつもりだ」