ピレリは、2025年以降の世界ラリー選手権への公式タイヤサプライヤーへの入札を行わなかったことを公式に発表した。
FIAは、2025年から2027年までの3年間にわたるWRCタイヤサプライヤーへの入札を7月から開始、15日金曜日に入札期限を締め切っていた。
今回のWRCタイヤサプライヤーの競争入札にはミシュランのほか新たにMRFが入札を行ったと見られており、2021年から2024年までの公式サプライヤーであるピレリを加えた3社による戦いになると見られていた。
ピレリが発表した声明は次のとおりだ。
「ピレリは、2025年から2027年までのFIA世界ラリー選手権へのサプライヤーとしての立候補を行わなかった。当社は、3年前にスタートした時に設定した目標を達成し、2024年にWRCへの単一サプライヤーとしてのパートナーシップを終了することになる」
「世界中で 350 以上のモータースポーツ選手権に参加しているピレリは、今後もラリーに全力で取り組み、現在参加している他のすべてのラリー競技にも引き続き参加していくつもりだ。これらには、ピレリを装備したヒョンデのヘイデン・パッドンが今年タイトルに輝いたFIAヨーロッパ・ラリー選手権も含まれる。 ERC は WRC と同じプロモーターによって組織され、さまざまなタイヤメーカーが参加している。また、ピレリは、世界中で40 以上の国内ラリー選手権に参加しているほか、ヒストリックラリーカーなどのさまざまなイベントにも参加している」
FIAは10月19日に2025年以降の新しいWRCタイヤサプライヤーを発表する予定となっている。