やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

2017年8月アーカイブ

流行るか? ヤリスWRCレプリカ!

横浜にあるショッピングモール「トレッサ横浜」に寄った知人から、「ヤリスWRCレプリカの展示がありました」との情報をもらいました。

あちこちで展示されているショーカーかと思いましたが、なんと懐かしの90年代風ラリーレプリカ!
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ヴィッツのような小さなクルマをベースとしているとは思えないくらい存在感のあるヤリスWRC。それをレプリカカラーリングを施してもちょっと物足りないんじゃないかなーなんて思っていましたが、実車を目にすると随分と印象が違います。

やっぱりホンモノがあるからレプリカも生きるんですね。昔のスバルみたいに、ディーラーオプションで販売してほしいですね!

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あわせて初代カローラも展示されていましたが、それにしてもヴィッツより小さいです。

この特別展示は今週末の27日(日)まで公開しているそうですよ。

オジエの時代は終ろうとしているのか。

オジエの時代は終わったのでしょうか。というメールを読者の方からいただき、久々にブログを書こうと思い立ちました。
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1ポイントも落とせない選手権を争うオジエとヌーヴィルに対して、失うものが何もないタナクの速さをあれこれと比較しても仕方ないと思うし、「まだまだこれからですよ!」なんて安易な返信でごまかそうとしたのですが、いろんな意味で考えさせられてしまいました。

ドイツをちょっとふり返ってみたいと思います。金曜日午後の突然の雨のなか、オジエはタナクに決定的ともいうべき30秒近いタイム差がつけられることになりました。フルウェット3本を選んだタナクに対して、オジエとヌーヴィルはソフト4本をチョイス、二人ともミスを認め、「未知数なタイヤを選ぶギャンブルはできなかった」と声を揃えています。

あのときのオジエとヌーヴィルの走りのインカーカメラをWRC公式サイトが行っている有料サービスでチェックすると、まさしくタイヤチョイスがミスだったことがよくわかります。しかし、それだけにあのウェットで泥が出てツルツルに滑る金曜日の午後のステージの二人の走りは感動的ですらありました。動画を見ていて何度も「おお!」と声を挙げたくなるほどクルマは姿勢を乱し、スリックながらオジエはウェットタイヤのタナクにほんの数秒遅れで続いていたんですよ! 10数分にわたって手にぐっしょりと汗を握らせる、お尻がムズムズするような走り、これぞワールドチャンピオンという走りでした! 間違いなくオジエは終わってませんよ。ただ、最後の3つめの一番泥がでていたステージで回っちゃったんですけどね!

タナク、そしてミケルセンが42kmのパンツァープラッテでオジエを上回るタイムが出せたことで勇気付けられたと相次いでコメントしています。いや、そんな単純なもんじゃないです。

たしかに昨年までこのステージはオジエのワンマンショーともいうべきステージでした。初日でどうリードされようと、このステージを1回走れば12秒を縮め、2回目の走行でふたたび誰も並ぶことができないタイムで勝利を確定的なものにしていたステージでした。しかし、ヌーヴィルがリタイアしたあと、今回のパンツァープラッテでタナクやミケルセンのタイムとオジエのそれを比べることにはまったく意味はないという気がします。

たしかに去年よりハードになってさらに耐久力が上がったハードタイヤではオジエのような超絶タイヤマネージメントを発揮しなくとも、最後までグリップを維持できるようですし、そういう意味ではタイヤの条件が変わったことはオジエにとって不利になったと言えるかもしれません。

しかし、タナクの勢いにどことなくオジエが押され気味のようにも見える理由が、心底、選手権リーダーを守るための戦略であって、タイヤの変化やあまり思いどおりにならないクルマによって、選手権に対する熱の入れ方が変わったのではないことだけを願いたいと思います。

オジエが選手権のためにがちがちの守りにあったことは確かなところです。しかし、去年までのオジエならライバルたちに「ひょっとしたらコイツに勝てるかもしれない」と思わせたシーンがあったでしょうか? そんなことはない! と声を挙げたい気持ちもあるのですが、彼が引退の可能性について考えているという噂がたしかなものだとすれば、たしかにこれはオジエの時代の終わりの始まりなのかもしれません。

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