ひと昔前のシュコダ・ファビアのイメージといえば『トップクラスとは言い難いWRカー』だったはず。シュコダは僕のお気に入りのマニュファクチャラーではあるけれど、『ファビアWRCはフォーカスやクサラよりも速い』とは間違っても言えなかったからね(^^;)。
ところが、今年一年終えてみると、『最も使えるS2000』の称号がファビアの上に燦然と輝いています(^^;)。もちろん、IRCを制したのはプジョー207 S2000だけれど、PWRCなどでファビアを使ったユーザーは揃いも揃って大絶賛。来年あたりは、かなりの台数がIRCやらPWRC、S2000カップに登場してきそうです。
シュコダのマネージメントもファビアS2000の大成功に、かなり気を良くしているようで、どうやら来シーズンはIRC全戦にエントリーしてきそうな気配(ラウンド数が多いから、いくつかスキップはあるかも)。
やっぱりS2000って、頃合いのいいカテゴリーだって改めて思いますね〜。現行のWRカーが行きつく所まで行ってしまって、フォードとシトロエン以外誰も手が出せない中、S2000ならば正解はまだ誰も見つけていません。つまり、新規マニュファクチャラーでも、今なら充分戦えるモデルが作れちゃうのです。
しかも、S2000のレギュレーションであれば、ギヤボックス&4WDユニットは既存のデバイスを使う訳だから、開発のリソースも相当抑える事ができる。だからこそ、MEMのような小さなファクトリーでもプロトン・サトゥリアネオS2000を開発できた訳です。
なんとか日本のマニュファクチャラーにも真剣にS2000を開発して欲しくなっちゃいますね。欧州のディーラーチームを総動員すれば、かなりの台数を販売できるだろうし(シュコダやプジョーのように)、有用なマーケティングツールにもなれると思うんだけどな〜。
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