イヌスケのそれでもラリーは続くのだっ!

スウェーデンをアナライズ。

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「やっぱり、マーカス・グロンホルムだよな〜」なんて、裏付けが一切ない予想をカマしたイヌスケの元に、1通のメールが届きました。

『早速ウィナーズダービーを応募したいのですが、タイヤの種類とスタッドに関して、そしてDay2以降のスタート順に関しては昨年と同じでしょうか? 今年のスウェーデンは雪に心配が無い様子で、タイヤと走行順はかなり影響しそうです。後方スタートのグロンホルムがDay1でぶっちぎりか?今から楽しみです』

 タイヤに関しては、昨年のノルウェーから投入されたピレリのソットゼロ・アイスが今年も使用されます。それ以前に使われていたナロータイプのスタッドタイヤではなく、通常のグラベルタイヤと同じサイズのタイヤです。

 スタート順に関しても、当初はシェイクダウンでDay1の出走順を決めるというプランもありましたが、結局採用されませんでした(モンテにはプロローグステージという形で導入されていましたね)。

 開幕戦は、昨年の最終ランキング順にスタートしますから、1番手がセバスチャン・ローブ、2番手にミッコ・ヒルボネン、以下ダニエル・ソルド、ヤリ-マティ・ラトバラ、ペター・ソルベルグと続いて行きます。ご指摘の通り、マーカスとキミ・ライコネンは、昨年ポイントを獲っていないので、後方スタートが決定です。

 ちなみに、スウェーデンで出走順がキーになるのは、降雪があった場合か、雪がまったくない場合のみになります(圧雪路の場合はあまりスタート順の影響はありません)。新雪がライン上に載っていると、グリップレベルが著しくて以下しちゃうと。要は細かい砂が載ったグラベルと同じ状態になります。つまり、後方スタートほど有利になる。

 一方、気温が上がって雪が溶けてしまうと、後方スタートになればなるほど、路面はマディ化して走りにくくなります。ってことで、スタート順が早いほど有利。どっちになるかは、スタート時の天候次第ですね。


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