イヌスケのそれでもラリーは続くのだっ!

合い言葉は『MR』。

 WRCはそもそもヨーロッパ選手権が発展して成立したものなので、どうしても何かと欧州中心に考えがち。まぁ、主宰者も、参加者も、開催地も、ヨーロッパばかりなので、当然と言えば当然なんですが(^^;)。

 とはいえラリー競技は世界中で開催されているわけで。各国選手権にはヨーロッパのメインストリームでは絶対に見られない、味わい深いクルマ達がたくさん出ています。そんな訳で本日紹介するのはアルゼンチン選手権です。

 アルゼンチンといえば、現地で生産されたルノー12やらルノー18が、90年代までWRCにも大量参戦していました。近年はランサーやらインプレッサが普及(?)して、アルゼンチン固有種が絶滅したかと思いきや、国内には希少種(アルゼンチン独自のMR規定=マキシラリー)が、ウジャウジャいます。その代表格が、コレ。

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フォルクスワーゲン・ゴルMR。

 昨年の10月にデビュー以来、今年もガブリエル・ポッゾのドライブで参戦しています。それ以外にもマルコス・リガトが、こんなクルマで出ています。

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シボレー・アジャイルMR

 WTCCにでているクルーズの面影があって、なかなかカッコヨス。そして、先日の第2戦ラリー・ヴィラ・ドロレスで優勝したクラウディオ・メンツィがドライブしたのは、このマシン。

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フィアット・グランデプントMR

 一見、アバルト・グランデプントS2000に見えなくもないけれど、よ〜く観察すると5ドアだし(^^;)。ちなみに今回の優勝は、MRマシンによるアルゼンチン選手権初勝利だそう。この手のマシンが、普通にWRCに出てこれるようになると、かなり面白くなるんだけどな〜。


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