FIAってば、今シーズン中にスターティングシステムを変えそうな気配ですよ。
まぁ、スタート順に関しては"正解!"ってのがないんだよなぁ......。と、申しますのも、現在のシステムだって、当時「このままじゃラリーがツマラン!」と言われて2008年から導入されたもの。
当時は、Day2(あの頃はレグ2か(^^;))以降は、トップ15がリバースでスタートしていました。2日目以降はトップを争うクルーは、ほぼイコールコンディションで戦えていたんですね。
このシステムでは、一度独走体制に入られると、止めることがほぼ不可能になります。しかも2日目以降の逆転が難しくなる上に、最終日が「サンデークルージング」になってしまう局面が多々見られていました(セブが口癖のように言ってましたよね(^^;))。
2008年はセバスチャン・ローブ絶好調時代。前年まで唯一対抗していたマーカス・グロンホルムが引退したこともあって、ローブ独走を阻止するべく導入されてたと噂されていました。実際、FIAの目論見通りサンデークルージングはなくなったけれど、セブの独走は止められなかったよな......(^^;)。
シトロエンの某監督は、『初日からリバースにせよ!』なんて言ってます。ま、強いドライバーが有利なスタートポジションを得るのは、当然の権利かもしれないけれどさ。例えば今年のスウェーデンでマッズ・オステベルグが見せたような、番狂わせは皆無になるでしょうねぇ......。
そういえば、リバースオーダーも、余りに激しいスタート順戦略を防ぐために導入されたんですよね。冒頭で書いたように、「誰もがハッピー!」という解決策はありえないと。そんなのあったら、とっくに導入されてるだろうし(^^;)。
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