予想通りと言いますか、フォードが新WRカーに許されていたジョーカーを切って、サルディニアにニュースペックのエンジンを投入していたんですね。ちなみにこちらの締め切りは5月1日まで、以降のスペック変更は許されていません。
サルディニアでセバスチャン・ローブに勝利を奪われたとはいえ、メキシコ〜ヨルダンの時ほど、シトロエンとの差を感じなかったので、新スペックの効果は上々だったのかも。それよりもフォードは、ストバート勢に頻発しているマイナートラブルをなんとかしないとなぁ。ヘニングやマスーは、毎回のように些細なトラブルでポジションを落としてますからね。
まぁ、いくらMスポーツが優秀なチームとはいえ、10台のWRカーをマネージメントするのは容易なことじゃないんでしょう。マルコム・ウィルソンも『10台以上は絶対にムリ』なんて言ってますしね。それでもフィエスタでWRCを戦いたいクルーはもっといるはずで(ノビコフとか)、フォードで断られたお客様がMINIの門を叩いているのかも。
フォードは10台で手一杯だし、シトロエンはそもそも売ってくれない、フォルクスワーゲンが出てくるのは2年も先。現状、プライベーターが購入可能なWRカーって、MINIジョンクーパーワークスWRCしかないんですよ。そう考えるとプロドライブは上手いタイミングで出してきましたよね(^^;)。
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