イヌスケのそれでもラリーは続くのだっ!

大河ドラマ「ふたりのフィンランド人」。

1028blog_ford.jpg

 ミッコ・ヒルボネンが、「セバスチャン・ローブの8連覇はオレが止める」と宣言しましたぜ。

 彼自身もカタルニア後の記者会見でも言っていたけれど、2009年の最終戦ラリーGB は1ポイント差で挑んで、結局ボンネットが開いたことでタイトルが逃げて行ったんですよね。

 まぁ、トラブルフリーだったとしても、あの時のセブに勝てたか分からないけれど、少なくとも2009年シーズンのミッコはキレッキレでした(覚えてます?)。「ヘタレなミッコが覚醒した!」なんて言われていたし、勝ってもおかしくない"凄み"があったんですよね。

 で、今回は最終戦を前にミッコとセブは8ポイント差。例えミッコが優勝したとしても、セブが2位に入ってしまえば、追いつけません。よしんばパワーステージを獲ったとしても、ここでもセブが2位に入ってしまうと、同ポイントで並ぶので、優勝回数差でタイトルは獲れない。実は見た目以上に厳しい状況に置かれています。

 そこで、今回も頑張ってもらうのがヤリマテ。彼がミッコとセブの間に入ってくれれば、タイトルがサクッと獲れちゃうんですね。今シーズン、ヤリマテの献身っぷりは、セカンドドライバーの枠を大いに超えるものでした。2009年ポーランドでの最終ステージ大自爆の借りを返すに、そろそろ充分なはず。

 どうやら2008年以来続いてきたフォードのフライングフィンコンビも、今年で見納めになりそうな気配漂う昨今、ふたりのフィンランド人による大河ドラマがどのような結末を迎えるのか......? ラリーGBは見逃せない一戦になりそうです。


>>WRCの最新情報を知りたい! そんな人はこちら→ラリーXモバイル公式サイト
>>スマートフォン版(iPhone/Android)はブラウザに『http://wrc.rallyx.net』と入力!

« 言いたいけど、言えないみたい。
ねぇねぇ奥さん、協議離婚ですってよ。 »