いよいよもってMINIのWRCプログラムが岐路に立っています。あちこちから聞こえてくる話をみるに、BMWはプロドライブを切ることに決めたようです。ラリー・モンテカルロの結果を待っての判断ということだけど、BMW的には優勝じゃなきゃ駄目だったのかなぁ......。

　ニュースなどで伝わってきていることをよくよく考えると、プロドライブ側はBMWにWRCプログラムを認めさせるため、相当見通しの甘い資金プランを提示したんだろうな。それこそ『BMWはエンジンを提供して、ホモロゲーション周りを担当するだけですよ』、なんて言ってたのかも。

　プロドライブ的にはMINIジョンクーパーワークスWRCが、ある程度の活躍を見せれば（2011年に関しては公平に見ても期待以上）、BMWが関与を深めると思っていた節があったのでしょう。が、当のBMWはDTMで手一杯。期待していたスポンサーは、折りからの欧州経済危機で、まったく見通し立たず。

　ちなみに、プロドライブを切った後のプライベーター活動は、アラウジョのチームを担当していたモータースポーツ・イタリア（ラリーアート・イタリー）が引き継ぐようです。この辺り、プロドライブが納得するのかなぁ。

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