イヌスケのそれでもラリーは続くのだっ!

75勝目、そして9度目。

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 セバスチャン・ローブ様、WRC75勝目、9度目のWRCドライバーズタイトル、そしてシトロエンのマニュファクチャラーズタイトル獲得、おめでとうございます。

 いやいや、本当に何て称えればいいのか......。凄い、としか言い様がないです(なんて貧困な語彙でしょう)。何度も書いているけれど、僕らは空前絶後の存在と同じ時代を生きているんですよね。そして、この10年間WRCを支配してきた時代の寵児が、ラリーにおけるキャリアを終えようとしています。

 フィニッシュ後の会見でも言っていましたが、来シーズンの限定参戦は、あくまでも"引退興行"の意味合いが強いようです。今後、年間数戦の限定参戦をしばらく続けていくのではなく、来年1年と区切って、シトロエンとファンのために、思い入れの強いイベント(そしてシトロエンにとって重要な)を選んで参戦する。

 現時点で決まっているのはモンテカルロ。そして会見では『できれば、ラリー・ド・フランスでピリオドを打ちたい』と言っています。最低2戦、多くて5戦。王者セバスチャン・ローブのラリー生活は、すでにカウントダウンが始まっているんですね。

 こんな事を書いていたら、凄〜く切ない気分になってきたぞ。いやいや、空前絶後の天才ドライバーによる、キャリアのエピローグを楽しめるって考えればいいのかな。

 この写真、スタンバイを待つ映画スターのようだなぁ。


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