今年で幕を降ろすというのに、インターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)の両タイトルは、最終戦を待たずに決まってしまいました。最終戦のキプロスには、2倍のポイント係数が掛かっていて一発逆転可能、クイズ番組のようなレギュレーションが採用されているのに!
ってことで、マニュファクチャラーズ選手権はシュコダ、ドライバーズ選手権はアンドレアス・ミケルセンに決定。シュコダ的には、『IRCはマニュファクチャラータイトルが最優先。ドライバーは獲れなくても無問題』って事だそうです。
昨年のIRCは、最終戦の係数2倍によって(+スコットランドにも係数アリ)、ドライバーズタイトル争いがかなり面白くなっていたんですよね。最終戦キプロスを前に、ヤン・コペツキ、ユホ・ハンニネン、ティエリー・ヌービル、アンドレアス・ミケルセン、フレディ・ロイクス、ブライアン・ブフィエの6人にまで、可能性があったと。
で、少々不利な状況で最終戦に挑んだミケルセンが、係数2倍を活かして、コペツキを逆転。初のメジャータイトルを手にした訳です。
それがプジョー(クロノス・レーシング)が抜けて、シュコダ・ワークスまで興味ナシ......となった結果、ドライバーズ選手権を狙っていたのは、実質的にミケルセンのみになっちゃったんですね。まぁ、アバルトのみが頑張っていた、IRC初年度に戻ったと言えなくもないけど......(トホホ)。
ちなみに、初代(2006年)IRC王者は僕らのジャンドメニコ・バッソ先生です。
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