思えば、ラリーX現場部隊としてサービスで取材をしていた頃。ニューマシンが発表された直後のイベントは、そりゃもう大変な状況でした。
『ニューマシンを丸裸にするべし』
ラリーXでマシンのディテールページを構成すべく、三面図(これの撮影が本当に大変!)、エンジン、室内、足まわり、ラゲッジスペース、ロールケージ、空力パーツ......etc。まぁ、ありとあらゆる場所を撮影する訳です。
当然、チーム側は出たばかりのマシンをパシャパシャ撮影されたくない。特におフランス系チームは、日本人メディアを警戒していたものでした。それこそ望遠レンズでエンジンを狙われないために、マシンはフロントを内側にして停めたり、タイヤを外した瞬間にメカニックが足まわりをブロックしたり......。
特にシトロエンC4WRCはディテール写真を撮るのが本当に大変だったなぁ......。まぁ、これだけテクニカル系の写真を撮りまくるのは、今も昔も日本人くらいしかいない訳で、某チームの関係者からは、『そんな写真、読者は本当に見たいの?』なんて言われたこともあったりして。
そんな苦労を思えば、今回フォルクスワーゲンが、発表の段階でド〜ンと細かいディテールまで公開したのにはビックリしましたねぇ。『どうぞ見て下さい。隠すことなんて何もありませんよ』なんて、余裕ありまくり。あ、実はダミーだったりして。
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