ドカンと一発花火を打ち上げて数年でキャリアを終えてしまうことと、たとえトップカテゴリーでなくとも末永く現役を続けること。ラリードライバーにとって、どちらが幸せなんでしょうね。
ちょうど近いタイミングで話題に挙がった、フランソワ・デュバルとフレディ・ロイクスという、ふたりのベルギー人。あまりにも対照的なふたりのキャリアを前にして、シミジミと考え入っててしまいました。
10代から期待の若手として話題に挙がり、キャリア早々にワークスから抜擢。WRCで早々に勝利を挙げるも、それ以降は鳴かず飛ばずで、30代前半にも関わらず半引退状態のデュバル。
一方のロイクスとは、期待はされていたものの(オペル〜トヨタ時代の彼は本当に凄かった!)、結局WRCでの勝利はナシ。その後も、華々しい活躍はあまりないけれど(IRCのプジョー・ワークス時代に一瞬スポットが当たったか)、42歳の現在もプロドライバーとしてシリーズ参戦を継続中。
少し前は、ブルーノ・ティリーと共に『ベルジャン不幸の法則』を体現する存在だったロイクスですが、こうやってラリーを戦い続けているのって、かなり幸せなことですよね。
ペター・ソルベルグが、ラリークロスに戻ってでも、シリーズ参戦を続けようとしている姿を見ても、"現役"であり続けるのって、そうそう簡単なことじゃないと思うんですよね。
デュバルとロイクス、なかなか興味深い観察対称です。それにしても、最近はペルギーネタが多いなぁ。
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