てっきりシトロエンの世界ツーリングカー選手権（WTCC）参戦車両は、DSラインで行くものとばっかり思ってましたよ。『DS5もカッコイイけど、サイズ的に少し大きいし、DS4だとSUVっぽいしな〜』なんて予想はガッツリ外れて、写真のC-エリーゼになるようです。

　このC-エリーゼ、あまり馴染みのないクルマかもしれませんが、発展途上国向けに開発された4ドアセダンです。南米や中国などの4ドアセダン需要の高い国で販売されているんですが、実は先日訪れたポルトガルでもけっこう見かける機会があったんですよね（ポルトガルも4ドアセダンが人気）。

　元シトロエン乗りとしては、アバンギャルドからかけ離れた大人しめのデザインに、イマイチ興味が持てませんでした。そんな訳で、『こぼれ話』用に写真を押さえていたものの、ネタとしては没になっていました。

　それでも、今回公開された開発中の素材を見る限り、来季の規定に合わせてかなり派手なオーバーフェンダーが採用されそうだし、セバスチャン・ローブも気に入っている様子。

　車種選定を見るに、シトロエンのWTCC参戦は、ヨーロッパ市場ではなく、中国や南米でのアピールを考えているんですかね。そもそもDS3で活動しているWRCとは、想定しているターゲットが違うのかもしれませんね。ってことは、WRCは今後も安泰とか......？

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