シトロエンが盛大にグラグラしている中（こっちが勝手に心配しているだけだけど）、なんとしてでもWRCに留まってほしいのがMスポーツ。来季に関してイマイチ情報が伝わってこなかったので、『もしやカタール様に愛想をつかれたのかも』なんて、ビクビクしていたんですが......。

　やっぱり我らがナッサー・アル-アッティーヤ先輩は違いましたよ！　どうやら来週末のラリー・ドイッチュランドの会場で、マルコム・ウィルソンとナッサーを含めたカタールの関係者が"前向き"な交渉を行なう模様です。

　いや〜、ホントにホッとしました。ナッサーによると、ここ数戦のティエリー・ヌービルの活躍が、カタールに好印象を与えたとか。確かに大差はつけられているものの、ヤリ-マティ・ラトバラやミッコ・ヒルボネンを抑えてドライバーズ選手権で2位につけているのは立派。

　野望に満ちあふれたヌービル自身と言えば、一時ヒュンダイ・ワークスへの参加も噂されていたりして。まぁ、来季Mスポーツでエース待遇を得られるのであれば、あえて新規チームへの移籍を考えることもなさそう。後半のターマックで初優勝なんて決めた日には、一気にブレークしちゃうかも。

　いよいよ、『ベルジャンの悲劇』を打ち破る存在になれるのか。とりあえずドイツはヌービルに注目です。

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