来週に迫ったラリー・ドフランス、SS1のパワーステージで1ポイントを獲得すれば、タイトルが決まるセバスチャン・オジエ。例えパワーステージでポイントを獲れずとも、ティエリー・ヌービルがベストを記録しない限りは、やっぱりタイトルは決まります。いやもう、99%くらいの確率でSS1後にタイトルが決まりそう。

　......が、せっかく長いシーズンを戦った末に手にする悲願の王座獲得なのに、オジエ自身は『印象が薄くなっちゃうかも......』と心配のご様子。

　原因はこのお方、そう地元アルザスを知り尽くしたセバスチャン・ローブです。ローブが現役最後となるWRCイベントのラリー・ド・フランスで華々しく勝利を飾った日にゃ、フィニッシュの時点での注目はどうしてもローブに行ってしまいそう。

　と言う訳で、ローブに注目を向けさせないためにも、オジエは『優勝してタイトルを掲げたいっ』と鼻息荒く宣言しております。

　引退のその瞬間まで、どこかエエカッコしいなチャンピオン様に対して、こういったことを真顔で言っちゃうオジエって、やっぱり嫌いになれないんですよね。どこまでも本音で生きているとでも言いますか。その辺り、彼の日記からもダダ溢れてますよね。

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