今季初のターマックラウンド・コルシカでトラブルが続出したMスポーツ、そしてエンジンが完全にブローしたシトロエン。両チームともアルゼンチンを前にして、ほぼほぼ問題が解決したと宣言を行いました。
シトロエンのローラン・フレゴシは、ミークを襲ったエンジンブローの原因がオイルラインのコネクターの破損だったと突き止めたと明かしています。オイルが漏れちゃえば、エンジン本体に何の問題がなくても、壊れちゃうのは当然です。問題は破損するはずのないコネクターがなぜ破損したのかということ!
いまのところチームは飛び石が原因ではないだろうかと考えているようですが、コルシカのようなターマックでどうしてその問題が起きたのか、実のところどうもはっきりとはわかってはいないようです。
いっぽう、Mスポーツもエヴァンスとオジエの2台に発生した油圧の問題については解決と発表しています。こちらは油圧関連の部品の寿命だったという情報がありますが、チームは正確な理由を明らかにしているわけではありません。タナクのエンジントラブルはマニエッティ・マレリ供給のインジェクターの問題ですが、モンテでイグニッションの問題に見舞われているし、最終日のオジエの電子制御トラブルも完全解決に至ったわけではなさそう。
なんだか、あっちもこっちも完全解決というわりにはモヤモヤしている感じですが、全員にそろってトラブルがでなかったとき、誰が本当に速いのかわかるだけに今回のアルゼンチンはスッキリとした勝負になることに期待したいと思います!
アルゼンチンでは火曜日からレッキが始まりました。コルドバには雨の予報があるようですが、週末はいい天気になりそう! なんて、天気の約束だけはできないのが、アルゼンチンなんだけどね!