その瞬間、長い時間止まっていた時計がふたたび動きだすように、トヨタのWRC通算勝利記録は44勝を記録することになりました。
ラトバラがパワーステージも制して完全優勝、トヨタが18年ぶりにポディウムの頂点に帰ってきました!
あれほどまでにtwitterのタイムラインに「ラトバラ」と「WRC」というキーワードがあふれかえるなんて!昨日新たにラリーのファンなった人もきっといると思うけど、これほどまでにWRCの勝利が簡単だとは思わないでほしいものです。簡単ではない勝利を、お買い物に行ってきたようにさも簡単にもち帰ることがどれほど大変なのか、ポディウムの頂点が偶然ではなしえないことを知っているラリー関係者にとっては、この勝利はまさしく歴史に残る衝撃とも言えるものなのですよ!
それにしても昨年まであんなに危ういドライバーだったラトバラがあれほどまでにミスのない走りで優勝をするなんて! 「ステージが始まったらセットアップのことは忘れ、ドライブしたいようにドライブすればいい」と言ってラトバラを送り出したマキネン。こんなにも人を勇気付ける言葉があったでしょうか。
表彰台の笑顔はいいものです。おめでとうラトバラ、おめでとうトヨタ!