やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

2016年4月アーカイブ

歯ブラシ片手に今日も夜がふけるのだ。

まるで廃車置き場で撮影されたような埃をかぶったエンジン。こちら2月16日に納車された時のレオーネのエンジンです。
160216_engine.jpg
今から思いかえしても、よくぞまあ、こんな回るかどうかわからない状態のものを手に入れたものだと呆れます。

しかし、ナンバーが付いた以上、よっしゃーと腕まくりして、いますぐエンジンを下ろして、部品を全部外して、一つ一つのパーツをリフレッシュする作業、やったるでぇー! なんて思っていたのに、いざ始めようとすると、僕の優柔不断な性格もあるのでしょうけど、なかなかその一歩が踏み出せません。

クルマにはこれまで30年にわたってさまざまなオーナーの手が入って修理や改造が加えられたところも多々あり、それらをすべてオリジナルの状態に戻したいと願いつつも、そもそもオリジナルがわからないところも多く、ましてや部品も揃わない以上、なかなかエイヤッで作業にとりかかるわけにも行きません。

さらにもっとも悩ましいところは、直すにしてもどこをゴール地点にしたらいいのか、というところ。ふつうのクルマなら、全部パーツを下ろして、塗装を全部剥がして、ボディの傷んだところを板金して再塗装すればいいのでしょう。しかし、サファリを走ったことでしか生まれない、へこんだボディ、エンジンルームに飛沫となって吹き飛んでいる鉄分をふくんだ赤土、それらをどうこのクルマに残して伝えるべきか。そんなことを考えていると作業はもう一歩も前に進まないのです。

160428_washing.JPG
・・・とりあえずゴールも見えないので、汚いエンジンルームをきれいにしようじゃないかということで、試しにプラグケーブルの土埃をクイックブライトで洗い落としてみたところ、まあ、なんということでしょう! あのきたないケーブルから実にきれいな赤色が蘇るじゃありませんか。

あまりにもうれしかったので、それからは、寝る前に1時間だけ深夜の駐車場に下りて、とりあえず手が届くところだけ、ごそごそと洗う毎日が始まりました。小さな歯ブラシでケーブルを1本1本、数日でナイロンの歯ブラシは駄目になってしまうので、豚毛の小さなブラシを買ってきて、自分の歯を磨くよりも丹念に磨きます。もちろんボディの赤土を洗い落とさないように養生(!)して! 

そんな作業を続けて1カ月半。最初はきれいになったことに新鮮な驚きを覚えたものの、長く続けるとあんまり変わりばえしないなあ、なんて作業に飽きてきたので、以前の写真を取りだしてみたら、おお、なんということ! 廃車のエンジンにはもう見えないじゃないですか! 
160426_engine.jpg
え? あまり変わったように見えないって? うーん・・・。まあ、たしかに。でも、いくらきれいになったところで性能にはなんの変わりもないのでしょうけど、不思議なことに以前よりちょっとだけ気持ちよく回るような気もするのですよ。

GWの渋滞が始まるまえに、九十九里までレオーネの長距離テスト。ゆっくりと高速道路を流しながらも、ときには強烈に吹き上がるエンジンを楽しんできました。
160428_isaribi.jpg
往復160kmあまり。帰って足回りやトランスミッションをチェック、オイルが飛び散ったような痕もなくほっとひと安心。かなり暑さのなかで渋滞もありましたが、サファリ育ちだもの、水温計はぴくりともしませんでしたよ。流したせいもあるけど、燃費は12km! それとも計算ミスか?

リヤのドラムブレーキもオーバーホールしてもらったのでOKです。しかし、ホイールの歪みのせいなのか、バイブレーションが気になります。そろそろなんとかしたほうがいいのかもしれません。ゴム系のパーツも探しているのですが、なかなか見つからず。

ところで、なぜか到着したのは九十九里だったのですが、当初は群馬県の榛名山にでも行こうと考えておりました。それはレーシングオンの長谷川さんからこんなエピソードを聞いたから。

1964年に鈴鹿で開催された第2回日本グランプリT1クラスでスバル360が優勝したその当時(テストコースなんか持っている自動車メーカーなんてまだあまりなかった時代ですよ)、スバルは実験課でドライバー兼エンジニアだった小関のオヤブンが榛名山の有料道路を探してきて、そこを借り切ってこの360もテストしていたのだそうです。鈴鹿行ってテストするのも遠いしね。もちろん当時はレーシングカーもラリーカーと同様、ナンバーが付いていた時代でした。

その当時に榛名山で有料道路だったというのが、『イニシャルD』に出て来る榛名〜伊香保の渋川松井田線(県道33号)のことだったようなのです。

まさしくスバル、走りの聖地! というわけで聖地巡礼のはずが、焼きハマの魅力には勝てず(トホホ)、榛名山はまたの機会に! ちょっと遠かったしね!

天敵、現る。

セブとヘイデンがスタートのルールをめぐって観客の目の前で口論したというニュースが伝わってきました。
160428_ogier_paddon_VW.jpg
すでに紹介しているとおり、二日目を終えたあとの記者会見で、オジエは「ヘイデンは完ぺきに彼の仕事をしているが、いまのルールではそれはスポーツでも競争でも無い」と語っています。この発言に対して、会見のあとヘイデンが抗議をしたそうなのですが、ここでどのような言葉が交わされたのか正確にはわかっていません。

スタートルールはそもそもスタート順の違いによる不公平をなくすために見直されたのですが、いつの間にやら、一番速い人がなかなか勝ちにくいようにハンデを与えるルールに化け、とうとう二日間で30秒という差をつけられたわけです。そりゃあ、オジエの不満はごもっともなのですが、「スポーツではない」という発言は、明らかにラリーリーダーを侮辱するもので、怒らないドライバーがいたらそれはむしろおかしな話です。

しかし、オジエとパッドンが場外で激論したという話を聞いて、真っ先に思ったのは、どちらのルールの解釈が正しい云々ではなく、相手がワールドチャンピオンだろうと怯まずに抗議するパッドンの負けん気の強さでした。

これまでは仲のいいチームメイトが飲み込んでいた怒りの言葉を正面からオジエにぶつけるドライバーが現れたことはむしろWRCにとって歓迎では?

しかも、ヘイデンは結果的には30秒あったリードをほぼゼロにしたところで最終ステージの対決でもオジエにガチで勝利しているわけで、ローブなきあとオジエにとって久々の天敵誕生! それだけでもうファンとしてはドキドキじゃないですか! ヘイデンは精神的にじわじわと追い詰めるタイプ、チャンピオンご用心!

最初の一歩。

2010年にヘイデンがピレリスタードライバーとして将来が期待される若手としてヨーロッパにやってきたとき、あのぽっちゃり型の青年がWRCで優勝できるまでになると誰が想像したでしょう!
160426_paddon_kennard.jpg

アラン・ペナスによればエンジニアやメカニックが顔負けなほどにクルマのことを突き詰めて知ろうとしているというヘイデン。テストでもメカニックが根を上げるほどいろいろなことにトライして学び、そして家でも昨年のビデオを見ながら、苦手なテクニカルなステージを攻略するためにエル・コンドルの攻略を数ヶ月にわたって練り続けたという会見のコメントを聞くと、本当に勉強家なんだなと思います。

ヒュンダイにとって最初となる2014年の勝利はオジエをはじめトップグループの大波乱のなかで手にしたものでしたが、今回のは明らかにそれとは違うと思うのは僕だけではないはずです。

ヘイデンはこれは最初の一歩だと語りました。ナンダンはこの週末を忘れることはないと語りました。ワールドチャンピオンを11秒差で撃破したパワーステージの衝撃を誰が忘れられるでしょう! 
160426_paddonIwin.jpg
初優勝おめでとう、ヘイデン!

キーウィだって飛べるんだ!

まさかラトバラが宙を舞って、ヘイデンがトップで最終日を迎えるなんて!
flyingkiwi.jpg
ヘイデンを応援するツイートに、Flying Kiwiというタグを見掛けるのですが、飛べないはずのモサっとしたキーウィが飛ぼうとしているところを想像するだけでほっこりするじゃないですか!

ついに羽ばたく日がそこまで迫ってきました。ああ、この日が来るなんて! ニュージーランド初のWRCウィナーの誕生まであと一日です!

移動、移動、また移動。

レッキのみに参加したミークは、すでに母国に帰ったようですね。この10日間あまりのムービングスケジュールを彼がtwitterで報告しているのですが、たくさんの絵文字からも忙しさが伝わってくるようです。
160422_meeke_moving.jpg
アイルランドから飛行機でフランスへ、テストのあと飛行機でトゥルーズへ移動してアンドラへ。トレッキング(?)を楽しんだあとスペインへ移動、クルマで南フランスのシャトー・ラストゥールへ向かい、そこから3日間にわたってC3 WRCのテストをみっちり。

パリに移動、薬を飲んで爆睡して飛行機でブラジルへ。トランジットのあとブエノスアイレスを経由、コルドバ入り。

二日間にわたってアルゼンチンのレッキに参加、牛肉と赤ワインで満腹になったあと、ブエノスアイレス経由でブラジルへ。

ふたたび爆睡しながらイギリスへフライト。トランジットのあと、国内線で故郷の北アイルランド・ダンガノンへ、家族が待つ家へ帰宅してハッピーな休日!

ちなみに今回、レッキのみのために欧州からやってきたドライバーはミークのほかにラッピ、ハンニネン、スニネンの3人。いずれもトヨタのドライバーとして噂されている面々が集まったのは興味深いところです。

さて、アルゼンチン初日がスタート、朝のループを終えて、ヒュンダイ勢に予測外の電気系のトラブルが発生。ヤリ-マティ、オジエ、ヘイデンの3人による首位争いになりそうです! ポッサムもこの状況を喜んでいるはず! そして、インターネットでラリーを追っているミークは・・・やっぱり複雑な気分だろうなあ。

VWの連続優勝記録を阻むのは、この男!

アルゼンチン、いきなりヘイデン・パッドンがシェイクダウンでトップタイムを奪いました。VWが13戦連続優勝の新記録をつくるかなんて騒がれてますが、これは、もしやっ!
160422_paddon_argentina.jpg
シェイクダウンは例によって本番とはキャラが異なるステージですから、かならずしも明日以降も速いとは言い切れないわけですが、ヒュンダイがそろっていいタイムが出ているところからも、VW勢との距離がかなり縮まったんじゃないかと読むことができます。これは、もしやっ!

そういえば、これまで200戦連続して現場に立ったマルコムは今回アルゼンチンに来てないそうですけど、これは本当に雪でも降るか、なにか異変が起きる前ぶれなんじゃないかとも言われてますが・・・これは、関係ないか。

ちなみに、マルコムが2002年のラリー・モンテカルロ以降、これまでWRCの現場との往復を飛行機で移動した距離はメキシコまでで合計105万0,575マイル(169万0,736.573km=地球42周したことに相当)と発表されています。いったいどれだけマイレージ貯まっているのかしらね!

さて、日本とは時差12時間のラリー・アルゼンチン。木曜夜にコルドバで行われるスーパーSSで開幕予定です。日本時間金曜日朝7時のスタート。長い週末のはじまりです!

見えそうで見えない。だが、それがいい!

いち早く2017年にむけた最新マシンのテストを開始したVWに続いて、シトロエンがC3 WRCのテストに関する情報を公開しました。
160421_meeke_C3WRC.jpg
今季が限定的な参戦となったけど、マシンの初期テストが大成功に終わったことは、すこし興奮しているミークのコメントからもよくわかります。

色弱検査のようなカムフラージュ・カラーによって、新しいマシンの姿は見えそうではっきりとは見えません。でも、そのぎりぎり見えない感じにかえって興奮しちゃいます!
160421_C3WRC_2.jpg
じっくり観察すると、リヤのオーバーフェンダーの前側にブレーキ用と思われる開口部があったり、後端がえぐれていたりと、新しい試みがあるようですね。

チームとしては最後の最後まで切り札を明かさないように秘密を貫きとおしたい半分、ニューマシンへの手応えをいち早くファンに伝えたいということなのでしょう! 新しいシーズンへの期待がますます膨らむし、こうやってどんどんと新しい情報を公開してくれるのはファンとしてはうれしいかぎりです。

さて、ライバルたちが着実に新しいシーズンにむけて一歩を踏み出したわけですが、そろそろトヨタからもなにか発表があってもいい頃・・・ですよね? チラッとでもいいですから、お願いします!

エル・コンドルに雪が降るのだ?

ラリー・アルゼンチンの現地情報を探していて、ぎょっとなったこの一枚。なんと、エル・コンドルのステージがすっぽりと雪に覆われています!
160420_snow_el-condor.jpg
現地発のこのニュースをじっくり読んでみたところら、これは今現在の様子ということではなく、この週末の日曜日には標高の高いところでは雪の可能性があるということのようです。

今週前半は当初、雨が予想されていましたが、レッキが始まった火曜日は晴れとなり、気温も20度を超えたいい天気が週末まで続くようです。これでホントに日曜日は雪になるのかなーなんて思うけれど、地元の気象予報士は「条件がそろっている」とそろって雪への自信をみせているみたい。

最後のパワーステージで思ってもみなかったドラマが起きる?

役者はそろった。

さまざまなトラブルがありながらも、最後は優勝を決めたペター。そして、ジョーカーの進入やぶつけあうような接近戦での弱さをみせながらもデビュー戦で5位になったローブ。やっぱり役者が違いすぎます!
160419_Loeb-Petter.jpg
レース中は世界ラリークロスの公式WEBサイトにまったくつながりませんでした。二人の対決にアクセスが集中していたんでしょう。

多くのチームが新しいカラーリングをイベント前に華々しく発表するなか、ペターは賛否両論の新しいカラーリングをレースウィークになってから現場で行うという、なんだかぎりぎりで間に合った感が漂っていたわけですが、そんな心配は無用でしたね。

プジョー、フォード、アウディ、フォルクスワーゲンはいずれも協力という名のもとで参戦チームへの支援をますます強化しているだけに、プライベーターのペターには厳しいシーズンになるのかなとの予想もありましたが、ペターには限界なんて関係ない?

今年もペターを中心にしたシーズンになるのかな? それとも積極的なコンタクトを避けたレースに徹したローブが、もっと積極的な走りで優勝を争う日も意外に近いか?

この週末、二人が直接バトルをするシーンはありませんでしたが、近いうちにそんな興奮の場面も見られるはず!

お台場で開催されているモータースポーツジャパンにお邪魔してきました。公園地域の展示エリアには、今年もたくさんのレプリカラリーカーが展示されています。いずれも手の込んだ仕上げには脱帽です。

160417_subaru.JPG
スバル・インプレッサが大集結。まるでむかしのラリージャパンにタイムスリップしたような気分になりました。 

160417_galant.jpg
こちらサファリのギャランVR-4を発見。ウィングランプなどがうまく再現されています。

160417_familia.jpg
この時代のブルーとホワイトのファミリアは本当に美しいカラーリングですね。

160417_206WRC.jpg
クロノスレーシングの206 WRCをレプリカ。ワイドフェンダーまでしっかり再現してありました。

160417_civic_punto.jpg
ホンダ・シビックType-Rとフィアット・グランデプント。2台とも一生懸命作ってあります!

いっぽう、ヒストリックカー部門にも、数々のラリーカーが集まっていました。
160417_RX-7.jpg
いいなあ! 大好きです。レジェンドオブマツダで登場した、1979年モンテカルロでクラス優勝したRX-7。

160417_galant_GTX.jpg
ヒストリック・ラリー界では有名なギャラン勢が大集結!

160417_colt.jpg
歴戦の勇者たちがすばらしいコンディションで保存されてます。

160417_collora.jpg
美しく仕上げられたカローラTE27のラリーカー。いやー、むかしのラリーカーはやっぱいいなあ〜。

すべての車両が日曜日も展示されるわけではないようですが、明日もたくさんのマシンが並ぶはずです。みなさんもぜひ現地でチェックしてみてください!

ところで、モータースポーツジャパン、いつものより全体的にラリーカー多いですよね?

(※と書いたのですが、強風で日曜日の開催は中止になったそうです。残念っ!)

4月16〜17日は東京・お台場で恒例のモータースポーツジャパンが行われます。日本中からモータースポーツファンが集結です!

今年もC地区(公園地域)特設コーナーには、レプリカカー部門とヒストリックカー部門のクルマが連日あわせて100台近く展示されるようです。
160416_MSJ.JPG
写真は昨年のイベントから。今年はどんなレプリカマシンが集まるんでしょうか。マキネン・カラーのランサーエボリューションも何台か登場する予定らしいですが、きっとマキネン代表が見たら卒倒するだろうね。ヤリスの開発で来日どころじゃないと思うけどさ! 

ヒストリックカー部門は、トヨタと日産を中心として、今回はレジェンドオブマツダということで別枠が設けられるようです。サバンナRX-3ほか、1979年のデイトナ24H参戦車レプリカ仕様のRX-7などが展示される予定です!

にせアンドレウッチ?

アンドレウッチがイタリア映画でカースタントを担当、プジョー205 T16をドライブしたという本日のニュース。俳優さんが、あまりにもアンドレウッチにそっくりなので、てっきりイタリアのレジェンドドライバーの自伝を映画化したのだと思いましたよ!
160415_accorsi-peugeot-cinema.jpg
こちらが俳優のステファノ・アッコルシ。ほら、この鬼気迫る風貌! まんまアンドレウッチじゃないですか!

映画の予告編動画によると、レース専門のチューニングガレージを経営していた親父が亡くなり、残された娘さんが苦境に立たされたのを、かつて伝説のレーサーだった主人公が衰えた肉体に鞭打ってこのピンチを救うという、モータースポーツのマカロニウエスタン的なストーリーのようです! すみませんイタリア語でよくわかりませんが、なるほど、50歳でいまだ現役の第一線を守るアンドレウッチのイメージがぴったりです。
160415_andreucci_movie.jpg
物語の重要な鍵をもつというプジョー205 T16。スマホサイトに映画のメイキング動画を公開しましたが、アンドレウッチが壁スレスレでまさしく激走しています! いいね! ぜひ映画も観てみたい! 

ケン・ブロックらしい!

どこを見ても、なんだか目がクラクラしちゃいそうなケン・ブロックのフォード・フォーカスRXが発表されました。彼らしい! すさまじいインパクトです!
160414_Block_1.jpg
フェリペ・パントワンというストリート系のアーティストによって描かれたキネティックデザインは、まるで視力検査をさせられてるような気分になりますが、悔しいことに昨日紹介したフォルクスワーゲンのポロR WRC2017のイメージイラストより明らかに迫力では一枚上手です! 
160414_Block_2.jpg
リヤもジェット噴射しそうな、ただならぬ雰囲気です。
160414_Block_3.jpg
チームメイトのバックルドのマシンとは色が違うだけじゃなくて、微妙にデザインも違うんですね。

今週末にポルトガルで開幕する2016年世界ラリークロス選手権。マシンのインパクトではケン・ブロックが一歩も二歩もリード。嵐の予感であります! 

何かが足りない? 2017年マシン。

フォルクスワーゲンが2017年にむけた新しいWRカーのイメージスケッチを公開しました。VWはあくまでもコンセプトイラストだと強調していますが、思ったほどに大胆な変化がなかったような印象を受けました。
160412_VW_polo_2017_visualconsept.jpg
フロントノーズはもっと前に飛びだしてもいいような自由度のある規定となっており、テストカーでは出っ歯型のチンスポイラーも試されていたのですが、2016年型ポロとあまり変更はないようです。まあ、あんなスポイラーつけても、サーキットならともかく、ラリーではインカットやクレスト超えただけですぐにバキバキのエアロになっちゃいますもんね。

それより、ちょっと気になるのは、本日のニュースで紹介された、より速くなるマシンを警戒する声がドライバーやイベント主催者から上がっていることです。このイベントがどこなのか不明ではありますが、主催者たちがルートの決定作業においてセーフティのために平均速度を下げる努力をしていることが明らかにされています。

先日、オウニンポウヤを逆走させることを決定したフィンランドは、スピードを落とす考えでそうしたのではないと説明しましたが、明らかにブレーキを掛ける意図があったと私は思います。ラトバラが昨年のフィンランドでこれまでのWRCの歴史における最速記録を更新し、25kg軽くなって380馬力にパワーがアップした新しいWRカーの登場によってそれもあっさりと塗り替えられるでしょう。そのとき安全性ははたして保たれるでしょうか。

新WRカーについては、たしかフロントドアについても5ドアのリヤドアと同じように厚さを改造できるようフリースペースを設けて衝突に関するプロテクションを強化するというアイディアがマニュファクチャラー委員会で検討されたはず。しかし、このポロの外観を見てもわかるように、それらしいものは付加されないまま。それともあのコンパクトなマシンのコクピット側に安全性を高めるような画期的な構造物が付加されるのでしょうか? 速さとダイナミックなエアロにばかりに目が奪われ、なにか大事なことが置き忘れたままになってるような気がしてなりません。

ここはシャモニーじゃないよ。

なかなか再開しないWRCに代わって、今週、いよいよ世界ラリークロス選手権がポルトガルで開幕です。ところが、本日、主催者が公開した写真を見てびっくり。なんとモンタレグレのサーキットはなんと雪が降りました!
160411_montaregle.jpg
3月末から4月前半のポルトガルは春とはいえ、荒れやすいんですよねー。その、おかげでWRCポルトガル・ラウンドは5月に引っ越したわけですが、まさか真っ白になるなんて!

チーム・プジョー・ハンセンが2月にスウェーデンの氷上テストでローブ加入を祝福した時には、世界RXには氷上レースのラウンドがないのにわざわざなんで氷上で? なんて言われていたのに、まさかこの天気を予想していたなんて!
160411_loeb_testRX.jpg
こちらは先週、初テストしたローブ。純白マシンです。ほら、やっぱり!

ま、そんなわけないのでしょうけど、天気からして予測不能なあたり、レースがどうなるのかこれでますます楽しみになりました。すでに多くのチームが続々と今季のニューマシンとカラーリングを公開するなか、いまだ発表されてないのはペターのDS3とケン・ブロックのフォーカスRS。

160411_petter.jpg
赤と黒のツートンになるのかな、ペターのDS3は?

160411_block.jpg
ケンのカラーリングは本日火曜日の日本時間23時に公開になるそうですよ!

空飛ぶポルシェは見られません。

ところでサーキット・オブ・アイルランドはFIA R-GTカップの第2戦なんだけどさ、開幕戦のラリー・モンテカルロに続いて、またしてもエントリーが一台もないって、どういうことなのよ!

160407_tuthill.jpg
こちらは昨年、タットヒルが北アイルランドでテストしたときの写真。雪と氷のモンテカルロより、ある意味、高速ステージのザ・サーキットこそポルシェにとってふさわしい舞台だと思うんだけど。

あまりにもお金が掛かりすぎるってデルクールも今年は白旗上げちゃったし、タットヒルもポルシェを売ってしまったし・・・・。R-GTマシンの参戦を増やすために、テクカルレギュレーションを改善するという情報もあったけど、FIAはいまじゃそっちのけでグループR4キットに夢中の様子・・・。

暗いこと言ってばかりでもしょうがないんだけど、これは一台も参戦がないままシーズンが終わって終幕というパターン? 次戦はイープル。バストス・カラーのポルシェが出てくれば最高なんだけど!

いいかげにしてよっ!

ルクヤヌクがサーキット・オブ・アイルランドを目前にしてテストでクラッシュしました。昨夜、このニュースを書いたとき、クルマの壊れ方からうすうす気付いていたのですが、この週末のラリーへの出場を見送ることが正式にアナウンスされました。
160406_lukyanuk_clash.jpg
それにしても、この潰れ方! 

彼は昨年のラリー・フィンランドでもプレテストで大クラッシュを引き起こしています。少しは成長したのかと思ったら、またしてもラリーの前にクラッシュであります! 

今年のザ・サーキットは、ERCとイギリス選手権とアイルランド・ターマック選手権の素晴らしいメンバーがそろって、どんなラリーになるのか楽しみにしていた人は多かったはずですけど、その中心の一人がこんな形で去るなんてねえ。ラリーが始まってお客さんの前を走る前にクラッシュしてリタイアするなんて、スポンサーだってカンカンでしょう。

ルクヤヌクには今年から新たにロシアの有名な科学プロジェクト、elementyがスポンサーに付いていますが、その支援計画は完全には定まってないと彼は開幕戦で明かしています。どんな速さをもっていても、いつまでもこんなことしてたら・・・。今回のクラッシュで彼の命運が尽きてしまわなければいいのですけど。

合掌・望月三起也。

サライネスさんは『ワイルド7』で「八百長」という言葉を知ったそうですが、僕もこの漫画でバイクに目覚めて、田んぼの土手で行われているゼロヨンを見に通いました。僕らはそう呼んでいたけど、実際はゼロヨンではなく、自己申告制の最高速チャレンジでした。
160404_wildseven.jpg
(神奈川県警の警官募集ポスターに起用されたワイルド7)

そのころ東京でも青山通りでゼロヨンが激しく行われていたそうですが、いっぽう、僕が住んでいた長野の山奥にもちゃんと東京で流行ったゼロヨンは伝わってきていました。

長野には昭和30年代に興った農業構造改善事業の一環で、小さな田んぼをつぶして、大型の農機具が入りやすいように大きな真四角の田んぼがたくさん作られたので、直線2kmほどのストレートはいくらでもあったのです。

いくつも年上の大先輩がヨシムラ・ステージ2チューンをしたカワサキZIIで初めて200km/hの世界があることを僕に教えてくれました。あれほどゾクゾクしたことはありませんでした。そして、そのような興奮のゼロヨンを仲間うちで回し読みできるように「かわら版」としてまとめたのが、いまから思うと僕のメディアとしての出発地点でした。

もう何十年も前のことですから時効とさせていただきたい本当にお恥ずかしい話ではありますが、『ワイルド7』はいまも続く僕のスピードへの憧れの原点になったのですよ。

嘘のようなホントの話。

ビシッとしたスーツで決めたジュリアンが、うっとりするような美声で、自身のラリー人生について記した自伝『MY TURN』を朗読する動画が話題になった4月1日、いくら思い入れたっぷりに聞かせたい話でも、あまりゆっくり読んでいたらコースアウトしちゃいますよ! って、それ自伝ちゃう、ペースノートじゃないかーい!
160401_julian_myturn.jpg
ジュリアンからはもう一つ、エープリルフールのネタのようにも一瞬思えた話題が紹介されました。「今日は僕らがラリーを始めてからちょうど10年だ」って、これはマジの話。

FFSA(フランス自動車連盟)が行う若手ドライバーの育成プログラム、ラリージューヌにオジエが選ばれて、二人はカーナンバー80を付けたプジョー206XSでボラン・プジョー(現在の208カップ)へのチャレンジを開始しました。二人にとって初めてのラリーとなったラリー・テール・ド・ルクセロワがスタートしたのが、まさしく10年前の今日。しかも、オジエにとっては初めてのラリーだったんですよ!
160401_julian_2006.jpg
いくら才能があったとはいえ、10年あれば素人同然だった人間だって世界の頂点に3回も立てるんですよ。これは若い人にとっては勇気付けられる話じゃないですか。ジュリアンの自伝、ホントに出版されたらちょっと読んでみたいものです!

初めての給油にドキドキしました。

ドキドキしながら今日、初めてレオーネでガソリンスタンドに行きました。

レオーネはサファリ用の100リッター(!)の男前の燃料タンクを積んでいるので、当然のごとく給油メーターは付いていても動かないわけです。
160331_fuel_tank.jpg
どんな風に残量を知るのかというと、
160331_fuel_tank100.jpg
目盛りが書かれた木の棒が付属品でトランクに放り込まれていました。きわめて正確なゲージに感謝! 

そういえば、いつかレオーネでヒストリック・サファリに出場したい、なーんて以前のブログで宣言しちゃったのでありますが、スペアパーツもないし、もちろん冗談半分ですので真に受けないで下さいね。

といいながら、ヒストリック・サファリのレギュレーションをあまり読んだことがないのでチェックしたところ、出場車はグループ4時代にFIAホモロゲーションをもっていたマシンに限定されるので、残念ながらレオーネは出場できないことが判明しました。

んじゃあ、モンテカルロ・ヒストリックに目標変更だっ! と思って、今度はこちらを調べたところ、こちらは1980年以前に市販されたクルマに限定しており、フレンチアルプスを東大チームのように華麗に走るという夢はもろくも砕けることになったわけです。
160401_historicmontevcarlist.jpg
このようにヒストリック・モンテは出場できる車両のリストを公開しています。もちろん50周年を迎えたサニーもカローラも出場可能です!

あと6年待てば、86年生産のレオーネが仲間入りできるかというと、そういうわけじゃないのです。この車両のリストは数年前から変更されていませんし、おそらくはそのあとのグループB時代にでてきた4WDラリーカーを認めちゃったら、ポルシェもMINIもエスコートRS1800もアウディに勝てなくなっちゃうので、明確な線引きをしているのでしょうね。

じゃあ、あとはラトバラがアウディで出場しているドイツのヒストリックカー選手権には出場できるのかな! ・・・・なんて、もちろんただ妄想しただけで、そんな気はないのです。

カテゴリ別ニュース

最近のブログ

アーカイブ