やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

合掌・望月三起也。

サライネスさんは『ワイルド7』で「八百長」という言葉を知ったそうですが、僕もこの漫画でバイクに目覚めて、田んぼの土手で行われているゼロヨンを見に通いました。僕らはそう呼んでいたけど、実際はゼロヨンではなく、自己申告制の最高速チャレンジでした。
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(神奈川県警の警官募集ポスターに起用されたワイルド7)

そのころ東京でも青山通りでゼロヨンが激しく行われていたそうですが、いっぽう、僕が住んでいた長野の山奥にもちゃんと東京で流行ったゼロヨンは伝わってきていました。

長野には昭和30年代に興った農業構造改善事業の一環で、小さな田んぼをつぶして、大型の農機具が入りやすいように大きな真四角の田んぼがたくさん作られたので、直線2kmほどのストレートはいくらでもあったのです。

いくつも年上の大先輩がヨシムラ・ステージ2チューンをしたカワサキZIIで初めて200km/hの世界があることを僕に教えてくれました。あれほどゾクゾクしたことはありませんでした。そして、そのような興奮のゼロヨンを仲間うちで回し読みできるように「かわら版」としてまとめたのが、いまから思うと僕のメディアとしての出発地点でした。

もう何十年も前のことですから時効とさせていただきたい本当にお恥ずかしい話ではありますが、『ワイルド7』はいまも続く僕のスピードへの憧れの原点になったのですよ。


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