2017年デビューにむけて開発されてきたポロR WRC2017は、フォルクスワーゲンの撤退決定を受けて、プライベーターの手で世界選手権を走らせる可能性が模索されてきたわけですが、マニュファクチャラーとして来年のWRCにノミネートしなかった以上、実戦で走る可能性はなくなったとも言われています。
しかし、マッズがテストした可能性があるとか、ミケルセンもスポットでスウェーデンを走る可能性があるとか、ポロ2017に関係する噂は途絶えることはなく、聞こえてきます。
そして、今日、またなにやら胸をざわつかさる動画が、VWが運営しているファンサイト「RALLYTHEWORLD.com」によって公開されました。
今回RALLYTHEWORLD.comが公開したのは、2017年のWRCに参戦できないのは、マジシャンがクルマを消してしまったからといういつものナンセンスなショートムービーなのですが、オープニングにちらっと映るクルマがRedBull+カタール・カラーにも見えることから、ラリーファンが大騒ぎとなっているのです。
リヤウイングの形状は、明らかにポロ2016 とは異なっています。
これまでにもRALLYTHEWORLD.comは、イベント前には必ずラリーファンを期待させるようなギャグ満載のティザーを公開してきました。去年のアルゼンチンではエンジンがオーバーヒートしたんでソーセージを焼いて食べるなんて動画でしたが、なんと2台ともマシンストップで笑うに笑えない予告動画になってしまったこともありましたね!
今日公開された動画のエンディングには「STAY TUNED(乞うご期待)」といういつものメッセージが流れ、まるでカスタマーによるフォルクスワーゲンのプロジェクトが継続されるようにも思わせます。
フォルクスワーゲンの決定に傷ついたファンはすごく多かったと思います。期待させるだけ期待させておいて、今回も「いつものジョークですよ」では済まないと思う。ここは世界戦略的なファンへのVWからのクリスマスプレゼントだと解釈したいと思います。Xデイは24日? 発表に期待しようじゃないですかっ!