ビシッとしたスーツで決めたジュリアンが、うっとりするような美声で、自身のラリー人生について記した自伝『MY TURN』を朗読する動画が話題になった4月1日、いくら思い入れたっぷりに聞かせたい話でも、あまりゆっくり読んでいたらコースアウトしちゃいますよ! って、それ自伝ちゃう、ペースノートじゃないかーい!
ジュリアンからはもう一つ、エープリルフールのネタのようにも一瞬思えた話題が紹介されました。「今日は僕らがラリーを始めてからちょうど10年だ」って、これはマジの話。
FFSA(フランス自動車連盟)が行う若手ドライバーの育成プログラム、ラリージューヌにオジエが選ばれて、二人はカーナンバー80を付けたプジョー206XSでボラン・プジョー(現在の208カップ)へのチャレンジを開始しました。二人にとって初めてのラリーとなったラリー・テール・ド・ルクセロワがスタートしたのが、まさしく10年前の今日。しかも、オジエにとっては初めてのラリーだったんですよ!
いくら才能があったとはいえ、10年あれば素人同然だった人間だって世界の頂点に3回も立てるんですよ。これは若い人にとっては勇気付けられる話じゃないですか。ジュリアンの自伝、ホントに出版されたらちょっと読んでみたいものです!