先週、トヨタの2017年モータースポーツ計画発表会で来日したマキネンとヤリ-マティは、すばらしいスタートになったことへの自信に満ちていたように感じられました。モンテのようにどんな風が吹くかわからない戦いで、幸運もあったけれど、たしかにトヨタ丸は追い風に帆をはらんでいきおいよく出港したように感じました。
モンテの表彰台を思い出しながら目頭を熱くしていたマキネンには自身が信じる道を目指してつっ走ってくることにただならない重圧があったんだということをうかがわせました。
先週末公開されたインタビューのなかで、ヤリ-マティは新WRカーによってドリフト時代の到来になりそうだと興味深い発言をしています。これまでは、フロントのグリップを重視して、できるだけパワーを逃さないように走ってきたFFスタイルのドライビングが主流となってきたけれど、以前よりパワーが増したマシンになったことがFRでドライビングを覚えた彼にとって追い風に働くと!
ひとつ忘れちゃいけないのは、タイヤに使用本数の制限があるかぎり、どうあってもタイヤマネージメントの勝負になるってことなんだけど、モンテで彼がみせた生き生きとした走りは逆襲のプレリュードと言えるかもしれないだけに、スウェーデンも期待しないではいられないってわけです!