トヨタ・マシン列伝の今週の2台が公開されました。そろそろカストロール時代のマシンが見たいというリクエストにお応えして、まずは1998年モンテカルロのサインツのカローラWRCの登場です。そして2台目は1997年イープルのロイクスのセリカGT-FOUR ST205です。
こうしてずらりと並ぶと壮観ですね!
ロイクスは昨年11回目のイープル優勝を飾って、現役を引退しちゃいました。最後まで雨で濡れたイープルで敵なしでしたが、滑るターマックでは最初から速かったんですよ。
1997年モンテカルロのブルゼのステージでも、シャーベットのステージで派手な走りでもなかったのにトップタイムだったし、ほとんど無名だったのに(って、僕が知らなかっただけなのですが)ちょっとした衝撃的だったなあ。あのころは各国の選手権とWRCのマシンは同じ車両規定だったこともあったので、あまり名前が知られてなかったドライバーがある日突然、ぽっと世界選手権でニュースになるような走りをしちゃうことがあったんですよ。
この連載では、今回のサインツのカローラのようなトヨタの黄金期を支えたワークスドライバーとワークスマシンのストーリーだけではなく、ロイクスのようにトヨタとともに成長してきたドライバーたちにもスポットをあてていきたいと思っています。
いまは思いつくままにマシン一台ごとのストーリーを紹介していますが、そのうちにマシンを年代やドライバーごととかお好みに応じて表示するなんてことも考えています。100台を超える頃にはなんとか、ね。
イラストレーターの古岡さんとの打ち合わせも今年に入って15回ほどになるでしょうか。まだまだ連載は始まったばかり。さらなるマシンが続々と生まれつつあります。画面にはちらりと次回作! これも当時のロゴを探すのが大変だったんですよ! お楽しみに!