最終ステージまで息をのむバトルになったアルゼンチン、まさかティエリーが0.7秒差で逆転優勝を飾るドラマがゴールに待っていたなんて!
357.59kmを平均98.33km/hで走って0.7秒差ということは19.12mの差でしかありません。
もちろんエルフィンは悔しかっただろうと思う。同じように去年のポーランドで最終日に逆転負けしたタナクが涙で立っていられなかったシーンを思いだしたけど、それとは対照的にエルフィンがゴール後に笑顔をみせていたことが印象深かった。
それと最終ステージで橋にぶつかる前のわずか5km地点のスプリットでティエリーよりも3.1秒も速かったDMACKのソフトコンパウンドはやはり恐るべしだと思う。勝てなかった理由は橋に接触したことの影響が大きいのでしょうけど、終盤で急速にグリップを失ったこのソフトタイヤを最後までマネージメントできる環境が整えば・・・・。
優勝はできなかったけれど、彼は叫び出したいくらいうれしかったに違いない。だっていままで遠いと思っていた優勝が19.12m 先に転がっているとわかったんだもの!