録画していたJスポーツのサルディニアLIVEをやっとチェックできました。タナクの初優勝のゴールシーンをもう一度見たかったのですが、やっぱり熱いものがこみ上げてきますね。
でも、タナクは意外にもクールでしたね。もっと喜びを爆発させるかと思ったけど、すでに勝利を確信していたせいか・・・彼らしいと言えば、彼らしいんですけどね!
さて、最終ステージのパワーステージで、タナクが歴史的な初勝利を飾ったこと以上に、衝撃だったのはわずかWRカー2戦目にしてエサペッカ・ラッピがパワーステージ・ウィナーに輝いたことでした。
6番手というスタートポジションはとくに有利な路面だったわけではなく、朝のステージでうまくタイヤを温存できたことがいいタイムにつながったとラッピは分析しています。ラッピの速さにについて、トップドライバーたちはすでにそれまでの2日間で見抜いていたでしょうけど、まさかルーキーが意のままにヤリスのスピードを引き出してパワーステージを制することになるなんて心底の驚きだったでしょう。
このパワーステージのタイムはすでに彼がただのテストドライバーではないことを証明するには十分なものでしたし、初日のギヤボックストラブルがなければ2戦目で表彰台を達成できていた可能性も非常に高いと思います。
チーム代表のマキネンは、彼をこのあと全戦で乗せたいと計画外だった最終戦オーストラリアへの参戦についても実現させたいと語りました。ラッピのチーム加入については、フライングフィンだけを重用するマキネン采配を疑問視する声もありましたが、こんなにあっさりと、マキネンの目が正しく、僕らの心配がまったくの杞憂にすぎなかったことが証明されるなんて! 今年のWRCはなんだかひと味もふた味も違いますが、参戦一年目のトヨタに向けてなんだかいい風が吹き始めたことだけは確かに言えるかもしれません!