やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

ミケルセン、シトロエン加入なるか。

激しいトップ争いとなったポルトガル初日、興奮のあまり発熱でダウンしてしまいました。最初は喉の痛みだけで、黄砂かなあ、なんて高をくくっていたら、あっという間に38度。幸いインフルじゃなかったけど、気合いだけじゃ、どうにもならない年齢になってきたんだなあ。

さて、熱も少しずつ下がってきた週明け、ミケルセンがサルディニアでシトロエンのステアリングを手にするというニュースが飛び込んできました。VW撤退後、WRカーのシートを失っていた彼にとっては心底うれしいニュースになったのでは!
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もちろん、いまのところ一戦だけのようですが、サルディニアの結果次第では、当然、長期契約の流れが生まれるでしょうし、最後方からのスタートだけに気合いの走った走りが期待できそうです。

それにしてもマトンの動きは迅速でしたね。ミークの不振が引き金になったのかもしれないけど、様子を見ようとしていたヒュンダイやトヨタにとっては望ましくない事態となったのかもしれません。マトンはチームの将来について、いまはまだリンダ・ジャクソンCEOに相談しなければ決められないと慎重な発言をしていますが、ジャクソン自身もtwitterで「Welcome to the red team !」と発言、ミケルセンの加入にかなり乗り気な様子であることが伺えます。

シトロエンの王座は、今年はほぼ不可能の状況ですが、これでミケルセンが加入すれば、2018年にマニュファクチャラー選手権を争うことができる体制を築くことができるように思いますし、ミークのプレッサーも少なくなるのでは?

ミークへの責任論が浮上しているのは残念な話です。ポルトガルのクラッシュはグラベルのハードタイヤで滑りやすいターマックのうえでスライドさせるというやりがちなミスですが、おかれた状況を考えれば、たしかに一番やってはいけないクラッシュだったように思います。

アルゼンチンの岩盤にフロアを激しくヒットして引き起こした1回目のクラッシュはチームメイトのブリーンも同じ場所でギヤボックスのマウントを衝撃で壊していることからダンパーの制御かライドハイトに問題があったでしょうし、激しく宙を舞った2回目のクラッシュでも彼はミスではなく、不意にアンダーステアが出たと主張しています。ましてやコルシカのエンジンブローはもちろん彼の責任ではありません。しかし、どんな理由があろうと、エースは結果でチームの期待に応えなければならないのですから、これ以上クラッシュが続くのはまずいような気がします。

シトロエンの歴代のマシンが乗り手を選んだように、C3WRCもスイートスポットが狭く、そう易々と扱える代物ではないのでしょう。ミケルセンがこのマシンをどんなふうに乗りこなすことができるかどうかも気になるところです。


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