無駄なものこそ、なんだかゾクッとさせるということを、先日、ケン・ブロック先生のブレーキレバーから学んだわけですが、今日も無駄にすごいものをご紹介。
ジュネーブショーで公開中の
スバッロのラリーカー・コンセプト。
でも、こんなWRカーが出てきたら、ほんとうにWRCのファンは増えると思うのになあ。このマシンをデザインしたスバッロもそのような気持ちだったと思うな。
現在、FIAのお偉い人たちが2017年からのトップカーカテゴリーのマシンについてアタマをひねらせていることと思います。このマシンは、お金をかねない+エコであるという優等生的な路線にあることは間違いないと言われています。
GRE禁止のR5マシンのまま世界選手権をやってもいいという意見もあるそうで、私は個人的にはその考えには大賛成なのですが、それでもやはり外観だけは、夢のあるマシンになってほしいと思っております。
たとえばポロR WRCのフェンダー後端部が、まるでエアアウトレットのようにブラックアウトされていますが、あのような機能的には意味のない視覚的な味付けだけで、なんだかハッ?! としてググッときちゃうわけです。あの外した感じがないと、ほんとただの優等生になってしまうんですよ。そういう意味でポロR WRCのデザイナーはVWの武器も弱点もよくわかっているなあと思うんですよ。
どんなところにファンがゾクッとなったり、ググッときているのか、わかったうえでの無駄なところだらけの車両規定! スバッロ風新規定、期待してます!
というわけで、ご紹介が遅れてすみません、いよいよラリー・メキシコです。SS1は6日20時(日本時間7日11時)に始まりますよ!