プジョー2008DKRがサインツのドライブで始動しました。技術開発のトップ、ジャン-クリストフ・パリエが、「このマシンなら垂直の壁も上れる」って豪語しています。僕はそういう技術者の言葉に弱いんですが、本当にゾクッとしてしまいました。
そこで思い出したのは、このダカール史に残る名シーン。
ペテランセルとパジェロ・エボ。崖っぷちから、よっこらしょって飛び降りてます。まるで、2輪のバイクのように軽やかに!
ペテランセルの身体能力もすごいけど、クルマもすごいですね。垂直の壁だって上れるし、崖から飛び降りることだってできる、どんな可能性だって技術は実現してみせるんですから。
そういえば、先月末のパイクスピークで三菱MiEV Evolution IIIが電気自動車改造クラスで1-2勝利を飾り、総合優勝したアンリミテッドクラスのマシンにあとわずか2.387秒まで迫ってみせてくれました。
実はこのマシンは、さきほど紹介したパリダカ・パジェロ・エボの開発プロジェクトを率いていた乙竹さんと世界ラリー選手権でランサーWRCの開発プロジェクトを率いていた田中さんという二人の技術者が手がけています。世界を掴んだ経験をもつ二人ですもん、そらー、ホンモノになるわけですよ!
3年間のプロジェクトの集大成、おめでとうございました。