ラリーXではいつも年末に恒例のトップ10ドライバーを選んで紹介しています。成績や選手権の順ではなく、どれくらい光っていたのか、ワクワクさせてくれたのかを重視して、アタマをひねりながら毎年選んできたのですが、年末になって一年を思い出すのはキツイので、今年は各戦を終えたあとでこっそりポイントを付けてきたのです。
ポイントは選手権システムと同じく25,18,15・・・3,2,1と、かならずしも順位というわけでなく、「おっ!」と思わせたり、ドキドキさせてくれた順に与える仕組みなのですが、ふり返ってみると、どうしてこんなポイントを与えたのか、すでにあやふやになっているところが、またしてもいい加減なのでありますが。というわけで中間発表がこちら。
ほとんどのラリーでほぼ勝者に25ポイントを与えてきたことだけは確かなのですが、選手権のランキングと大きく異なり、ラリーX的にはすでにポーランドを終えてヌーヴィルがオジエを7ポイント差で逆転、それだけでなくタナクが2ポイント差でヌーヴィルを猛追しているじゃありませんか。
たしかに、ほぼほぼ勝者に25ポイントを与えてきたはずが、最終日のクラッシュでリタイアしたポーランドのタナクに25ポイントを与えちゃっているように、だいぶそのときの気分に左右はされているのではありますが、しかし、あのまま2位ではなくて、最強マシンのヒュンダイ相手にマジで勝つ気で突撃して行ったタナクには心底しびれたのです。
あのクラッシュに若さではなく、飛躍の可能性を見たのは私だけではなかったはず。もしトヨタに来年誰を乗せたいか聞かれたら、いまなら迷わずタナクと答えたいっ!