いよいよ2017年からの新たな技術規定に関する本格的な検討が始まりました。
参戦マニュファクチャラーだけでなく、これからどうしようかと思っているメーカーにとってもその中身は大いに気になるところです。もちろん、WRCコミッションの委員長カルロス・バルボザが以前、「2017年からのルールを待っている」と名指しでぶっちゃけたトヨタの動向にも世界が注目しております。
いまのところトヨタがどのような技術規定を望んでいるのかわかりませんが、トヨタの本気度がどこまであるのか、FIAも秤に掛けているのでしょうかね。
この新しい技術規定はWRCの新しいフォーマットとも強く関係しており、新規参戦メーカーを増やすためには、プロモーション効果が高いブロードキャステイングの保証と参戦コストの低く押さえる技術規定の導入がどうしても必要になると見られています。
いまのところ、FIAは2017年からの世界選手権のトップカテゴリーを「次期WRカー」と呼んではいないので、このあたりの言葉の使い方には今後は慎重にしなければならないと思うのですが、特殊なキットパーツなしで素のままのグループR5マシンの世界選手権に生まれ変わったとしても、1990年代のようにたくさんの地元スペシャリストが参加するにぎやかな世界選手権になってくれると思うんですけどね。
それとも280馬力のラリーカーは魅力に欠けるでしょうか? みなさんの意見もぜひお聞かせください。