やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

プジョーUKの子どもたち。

バルム・チェコ・ラリーで伝統のプジョーUKが久々に復活です。クリス・イングラムという新人とともに、ユニオンジャックのカラーリングをまとったプジョーがラリーに帰ってきました。
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イングラムは、ルノー・トゥインゴR2でERCサーキット・オブ・アイルランドに参戦、全損させるほどのハイスピードクラッシュでリタイアしたけれど、その衝撃的な速さによって19歳という史上最年少の若さでコリン・マクレーERCフラットアウトトロフィーが贈られました。そして、その将来性がプジョーUKの目にとまって、今回の参戦につながったというわけです。

プジョーのイギリスインポーターであるプジョーUKは、これまで長年にわたって若手を支援して世に送りだしてきました。なんといっても有名なのはコリン・マクレー。プジョーUKは1988年に19歳のコリンのためにプジョー309を用意してイギリス選手権への出場をサポートしています。
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ミニカーですみません。そのあと、プジョーUKの309チャレンジからはリチャード・バーンズも出ていましたね。

それにしてもなんだかまるでマクレーがイングラムとプジョーとの間をとりもったみたいで、彼と同じ19歳でイギリス出身の若手がプジョーで走ることになったのはとても興味深いことです。

プジョーUKが、2012年以降途絶えていた活動を再開したのは、やはりクリス・ミークがトップカテゴリーにステップアップして表彰台を争うまで成長したことと無関係ではないと思います。
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クリス・ミークは2009年にIRCタイトルを獲得していますが、あのときプジョーUK で走った2年がなければ、今日のシトロエンでのミークはなかったでしょう。

そして、ミークがたまたまERCのゲストとしてアイルランドに来ていたことも、イングラムにとっては千載一遇の機会になったのかも。
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新しい歴史は奇跡的な出会いから始まるものですが、それらはけっして偶然の出来事ではありません。イングラム、はたしてどこまで駆け上がるでしょうか。


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