やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

GT-FOUR、なんてすてきな名前なんだ。

連日のセリカの話ですみません。一度、セリカGT-FOURという言葉を聞いてしまうと、条件反射のようにマッドフラップをばたばたさせながら、サバンナを200km/hで疾走するマシンの映像が浮かんでしまい、そうするともうそれが頭から離れなくなってしまうものでして、なんとも申し訳ないです。
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さて、今日はセリカGT-FOURという名前のお話。この「FOUR」は文字通りただの4輪駆動という意味だけではないことはあまり知られてないようです。

GT-FOURは、「Grand Touring Fulltime On road Uniquely Responsive」を略した造語なのです。公道においてフルタイムで比類なき反応性をもつGTスポーツカー・・・というような意味でしょうか。

つまりよく使われるGT-FourやGT-4といった表記は正確ではなく、オールキャップ(すべて大文字アルファベット)での表記が正しいかと思います。

それにしても、トヨタ初のフルタイム4WDスポーツカーということで、グレード名にも技術者たちの深い思い入れがたっぷりとつまっているわけですが、そもそもスタート地点では無機質なただの記号の集まりのようにも見えた「GT-FOUR」が、今では、なんとも僕らの胸に響きます。

プジョーにおける「T16」、スバルにおける「WRX-STI」、三菱における「EVOLUTION」など、ラリーで勝っているうちに、いちだんと存在感と輝きを増したグレードのネーミングたち。それらのなかにはクルマそのものの名前を超えてしまってスポーツブランドとして一人歩きするようになった優等生がいるのはとても興味深いことです。

トヨタにも「GT-FOUR」というネーミングを大事にしていただき、ぜひとも将来、86 GT-FOURなんて名前のクルマを出していただければうれしいです。これ、世界が泣くんじゃないかな! 僕だけか?


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