お父さんだって子どもを連れてのんびり湖に行きたいんだよ・・・
そんなことを考えていたんだな、ミッコは。
ヒルボネンがyoutubeに公開した「13 years...」を見ていたら、ここを去ることを彼が本当に決めてしまったのだなと残念な気持ちになりました。
11月5日に突然、引退を発表したミッコ。しかし、その決意はずいぶん前からあったのかもしれません。「どこが悪いかわからないけれど、どうしてもVWの二人より速く走れないんだ・・・」、そんな台詞を今年は何度聞いたことか。
スポーツマンとしてピークを過ぎているとは決して思わないけれど、トップで戦いつづけるためにはポテンシャルの高いマシンだけが必要なのでなく、ラリーウィークだけでなく、プライベートの多くの時間を犠牲にしても勝利のためになおひた向きな努力が続けられるかどうか。一勝することが本当に困難な世界で15回勝っているドライバーとは思えないほど輝きを失った今シーズン、しかし、スペインでみせた気迫があれば、僕はまだまだ勝てると思ったけど、あそこですべて出し切って燃え尽きたのかな。
34歳のスクールボーイ。なんて、スペインではマルコムにからかわれていたミッコ。いつまで経っても若いなあ、なんて思っていたけれど、初優勝した2006年の写真を引っ張りだしてみると、彼も年齢を重ねていたんだなあとしみじみ。
おつかれさま、ミッコ。いや、やっぱり最後は表彰台でビシっと締めくくってよ!