セバスチャン・オジエが本日のニュースのなかで、不利を承知でスウェーデンの前から勝つ気満々だったと告白しています。そして、最悪のポジションで二日走ってもなお勝てることを証明した今、彼はますます一段階遠い世界に行ってしまったような気がします。
「僕のライバルたちに対して精神的に見せつけることができたので、この結果は非常に重要だ」とオジエは語り、今回のスウェーデンでは勝利そのものより勝てない相手だとライバルに思わせたことが重要だったと語っています。ミケルセンはとうぶん悪夢にうなされそう・・・・。
オジエは先週、自身のブログのなかで、キックボクシングで肉体を鍛えるプライベート写真を公開しています。こういうのは、よくわからないけど潜在意識に働きかけるようなサブリミナル的な効果もありそうな気がします。繰り返し勝てないというイメージを植え付けられた方は、たぶん本来の力がどうかなんて関係なく勝てなくなってしまいそう。
スプリットタイムがなくなった今年、見えない敵とのバトルでは精神的なもろさを見せたほうが負けだということがはっきりしてきました。これからの選手権では、たんにポイントを積み重ねるだけではなく、いかにして精神的に優位に立つのかも重要になりそう。