オット・タナクが、ロス・メキシカノスの貯水池に転落した、衝撃の映像はすでにみなさんご覧になったかと思いますが、本当に冷や汗がでます。仰向けのまま水没しないでよかった。
おそらく世界中のラリーファンが、タナクがステージから消えたときは胃がおかしくなるような気分だったはずです。位置情報システムや無線など完全水没してしまったため、ラリーカーもろとも行方不明の状態が20分あまりも続いたわけです。さすがのマルコムも「最悪の事態を覚悟した」と語っています。本当にケガもなく助かってよかったです。
クレーンで池から引き上げられたマシンはサービスに戻され、驚いたことにマルコムは直して明日走らせるそうです。完全水没から復帰したら史上初では!
転落した直後、コドライバーのレイゴ・モルダーが意外な冷静さをみせていました。脱出から水没までわずか数秒の間に彼はペースノートをちゃんと救出していたのです。
ホテルの部屋で乾かしています。なんだろ、この火事場でみせた判断力とこのクソ生真面目な性格! しかも仕事早い!
ところで、いまもまだMスポーツのガレージではメカニックたちが修理を行っています。
ライバルチームのメカニックも祈るような気持ちで作業を見守っています。
どうかエンジン掛かれ!