ひどいことになりそうだとわかっていても、避けられないものなんですね。今回のラリー最長ステージとなった51.99kmのアスコチンガ〜アグア・デ・オーロで始まった金曜日は、いきなり受難の朝となりました。
ヌービルとミケルセンが次々にパンク、ミークにサードブレーキのトラブル、ソルドのパワステ、オストベルグにエンジンカットの問題、パッドンのエンジンマウントが破損・・・とまあ、トップチームにこれだけの問題が起こり、さらに快調だと思われていたオジエにまさかのエンジントラブルが!
チームはシリンダーへの燃料の供給に関する問題だったと説明していることからジェットか何かの問題だったと思われますが、それにしてもVWのエンジントラブルなんてあまり聞いたことがないですよね。オジエは去年の地元フランス戦でエンジンがカットする症状で優勝争いから脱落しているけれど、あれもギヤのシフトセンサーに原因があったようですし、なんだか勝ちたいときに限って勝てないような気がしますけど、それだけ起こりそうもないことが、起こりうるということなんですね。
アルゼンチンはまだ始まったばかりです。二日目にはそもそもラリー最長、というかシーズン最長になるはずだった56.77kmのサン・マーコス〜チャラカトが予定されていましたが、すでにお伝えしたとおりに洪水の影響から主催者は月曜日に42.50kmへの短縮を決定しております。しかし、それでも残されたステージにもかなり最悪なセクションもあるとの情報です。
まだまだ起こりそうもないことが起こりそうな気がします。それが意外性の男(!)ミークでないことを祈りたいと思います!