これまで敵なしの快進撃を続けてきたVWを襲ったまさかのエンジントラブル。VWは、アルゼンチンでオジエとラトバラをリタイアに追い込んだ燃料系の問題がインジェクターの破損によって引き起こされたものだと断定し、ポルトガルには新しいボッシュのインジェクターを投入することを発表しました。
・・・とここまでは良かったのですが、なんとポルトガルの事前テストでまたしてもラトバラが3気筒になったような症状に見舞われてしまいました!
解決済みと発言した、その矢先ですもん、これはエンジン開発トップのウィチェルハウスは真っ青です。
ウィチェルハウスは、VW本社の技術開発部門の中央研究所の協力で徹底究明した結果、アルゼンチンの二台ともインジェクター1本の内部が破損したことが判明し、燃料の消費が増えてしまったとリタイアのメカニズムを解説しています。つまりまさしくガス欠だったということ? シリンダー1本が点火できなくて死んじゃうほど、燃料をジャージャー流していたのでしょうか。
テストのトラブルがアルゼンチンと本当に同じかどうかはわかっていませんが、対策済みのインジェクターでも問題が解決していないのだとしたら・・・うーん、これはチーム史上最大のピンチ!