トヨタ・ジュニアドライバー、エリック・カミリーが、ラリーを本格的に始めてわずか2年でワークスドライバーへのチケットを手にしたという驚きのシンデレラ・ストーリーをインタビューのなかで語ってくれました。
ラリー・ジューヌFFSA出身といえば、真っ先にローブやオジエを思い浮かべるわけですが、それまでにほとんど経験といえるほどの経験もなかった彼が2012年末に5000人のうちの2人という気が遠くなるような倍率を勝ち抜けてラリー・ジューヌFFSAドライバーに選ばれたことは、それだけでも驚異といえる大事件でした。しかし、それからわずか2年後、昨年秋にトヨタが行った極秘テストで選ばれて、まさかトヨタのテストドライバーになるなんて!
「トヨタに選ばれて、人生が変わった」とカミリー。しかし、彼がいまここにいるのはただの偶然なのではないのでしょう。ローブが若きオジエを見いだしたときがそうだったように、光るヤツは最初から光っているのですから。
数万ともいえる若手のなかから選ばれた一粒のダイヤの原石がほんとうに磨かれて輝きだすかどうかはまさしくこれから。まだまだあらゆるトレーニングをつまなきゃならないレベルではありますが、カミリーのあまりおごらない言葉を読んで、これからの成長を楽しみにしたいと思いました。
それにしても、2年前まで会計士見習いだった男が、いまではワークスドライバー見習いなんだもん、それも運命? どこでどう人生が転ぶかなんて、ほんとうに誰にもわからないよね!
カミリーのインタビューは、できるだけ多くの人に読んでいただきたかったので、PCサイトでも公開しました。ご一読いただければうれしいです。ご意見もお寄せください!