それにしてもミーク、まさか4本ともソフトを選ぶとは思ってませんでした。二日目の朝のタイヤ選択を聞いて、まさか! と思いましたよ。
結果的には、50kmのモンスターステージ・ナンブッカを走りきったあと、ミークは「ソフトで行って15秒から20秒のマージンを築きたかった」と語り、この選択がミスだったと語りました。
たしかに戦略ミスなのかもしれないけど、午後のループで5秒を失い、そして明日の最終日に10秒を失うという計算があった以上、勝つためにはギャンブルを成功させる以外に道はなかったわけです。
ミスひとつでシートを失いかねないいまの状況にもかかわらず、勝つことだけをまっすぐに見つめて、擦り切れたタイヤで走り切った今日のミークに、個人的には、ドキドキ・フラットアウトトロフィー・オブ・ザ・イヤーを贈りたいと思う。
なんて、まだラリーは終わったわけではないので最終日のドラマを待ちましょう! このままオジエを逃がすな、明日もソフト4本でドキドキさせてほしい!