5月2日はヘンリ・トイボネンが亡くなった命日でした。1986年のツール・ド・コルスで彼が亡くなってからもう30年になるんですね。
今年のフィンランドで弟のハリが、ヘンリが優勝したデルタS4でハルユのステージを激走するという楽しみなニュースを本日お伝えしました。フィンランドの主催者はこのニュースを彼の命日に発表したのです。
(昨年のフィンランドで記念植樹に兄の代理として登場したハリ)
実をいうと、ヘンリとハリがどっちがお兄さんなのか時々ごちゃごちゃになるときがあることを告白しなければなりません。今日のニュースでも兄と弟が逆になってましたね、すみません!
言い訳するようですが、弟のハリのほうが昔から老け顔だったし、ヘンリはフィンランド人らしくなく、小柄で華奢な身体だったので当時からヘンリのほうが弟みたいだったんですよ。それにヘンリの時間は1986年で止まってしまったので、頭頂部もそれなりに怪しくなっているハリのほうがどうしても兄のように思ってしまうんですよ。
そういえば、ハリはあの事故のあとしばらくレーシングカーのドライブができなくなってしまい、往年の名ドライバーでもある父パウリからヘルメットを渡されて「早くドライブしてこい!」としかられたことがあったそうだよね。そんなこんなも、もう30年も前の話です。
生きていれば今年60歳のヘンリ。4歳年下のハリ。老けたヘンリの顔なんて僕には想像できない。ハリがドライブするデルタS4に涙するファンは多いと思う。