フィアット124アバルト・ラリーR-GTのテストがついに始まりました。母国ラウンドのサルディニアでゼロカーで走るなんて期待がフルスイングの空振りに終わり、プロジェクトそのものが夢だったんじゃないかと思い始めていたのですが、ついに、ついに走り始めましたね!
テストが行われたサン・ロモロの名前を聞いてピンッときた人も多いはず。かつてアバルトが世界ラリー選手権のために037やデルタS4を開発してきたときに伝統のステージでふたたびアバルトが走りはじめたのです。
ドライバーはアレックス・フィオリオ! かつての名手ももう51歳です。どこから引っ張り出してきたんでしょうか、この大ベテランを? シュコダ・イタリアのマネージャーをやっていたはずですが、なにかあったのでしょうか!
300馬力のFRになると、さすがにトリッキーな動きですが、ドライビングは愉しそう! トヨタも来年帰ってきますし、あとは巨人アバルトの復活だけです! 撤退から25年近くになります。アバルトの咆哮を聞いているとなんだか胸が熱くなってくるようです。