予想に反してすこしもドライではなかったウェールズでオジエが4年連続勝利を飾りましたね。あのようなコンディションのなか、1番手の走行ポジションからもっとオジエが大逃げを見せると思ってみていたんですが、意外な伏兵が週末の戦いを興味深いものにしてくれました。
今年から登場したDMACKタイヤのエボリューションモデルはこれまでの中国製からイギリスの工場での生産に変わっていますが、それにしても地元生まれだけあって速かった!
オジエは記者会見で、「僕は良い出走順、彼は良いタイヤを持っていた」と語りましたが、最終日にほぼ同じ走行順で走ったときに、わずかに彼はセーフティなモードだったとはいえ、1kmあたり0.45秒もDMACKはオジエより速かった計算です。
ポーランドでも初優勝のチャンスを最終日のパンクで失ったタナクでしたが、今回は初日のパンクのあとオジエを20秒あまりも追い上げたのですから、同じ2位でもイベントの後味はずいぶん違ったものだと思います。
タナクの来季が楽しみになってきました。そろそろMスポーツから何か発表あるでしょう。
いまのところMスポーツは来季のテストをミシュランで行っているけど、ラリーGBでフィエスタが勝てば4年ぶりの優勝だっただけに、このままのパッケージでいいんじゃないかな? ターマックはずるずるだろうけどさ。